Pythonの文字列操作をやさしく解説
では、Pythonの「文字列の演算子」について、初心者でも直感的に理解できるように、例題を交えながら丁寧に説明します。
1. 文字列と数値は別物
- 数値は計算できるデータ
- 文字列は「文章や記号の並び」
print(123 + 456) # → 579 (数値の足し算)
print("123" + "456") # → "123456" (文字列の連結)
Python👉 "123" は数字っぽく見えるけど、ただの文字の集まり。計算はできません。
2. 文字列の足し算(+)
+を使うと文字列を「つなげる」ことができます。
print("Hello" + "World")
# → "HelloWorld"
Python💡 注意:数値と文字列はそのままでは足せません。
print("年齢は " + 20)
# エラー! 数値と文字列は混ぜられない
Python👉 こういうときは str() で数値を文字列に変換します。
print("年齢は " + str(20))
# → "年齢は 20"
Python3. 文字列の掛け算(*)
- 文字列 × 数値 → 文字列を繰り返す
print("Hi!" * 3)
# → "Hi!Hi!Hi!"
Python💡 逆に「文字列 × 文字列」はできません。
print("Hi!" * "3")
# エラー! 数値じゃないとダメ
Python4. 型変換を覚えると便利
- 数値を文字列に:
str(123)→"123" - 文字列を数値に:
int("123")→123
age = 18
print("私は" + str(age) + "歳です")
# → "私は18歳です"
num = int("10") + int("5")
print(num)
# → 15
Pythonまとめ
- 文字列は「文章のデータ」、数値は「計算のデータ」
+は「連結」、*は「繰り返し」- 数値と文字列はそのまま混ぜられない →
str()やint()で変換
👉 ここまで理解できれば、次は「文字列の部分取り出し(スライス)」や「置換」などに進めます。
試しに「自分の名前を3回繰り返すプログラム」を書いてみると楽しいです。
name = "Taro"
print(name * 3)
# → "TaroTaroTaro"
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