主な内容の要点
Pythonの「メソッド」は、データに結びついた専用の関数です。文字列なら文字列を操作するためのメソッドがあり、例えば大文字化・小文字化・検索などができます。
メソッドの基本
- メソッドとは?
データに「くっついている関数」。
書き方はデータ.メソッド名(引数)の形。 - 関数との違い
- 関数:
abs(-100)のように、対象データを引数に渡す。 - メソッド:
"hello".upper()のように、対象データに直接結びついて呼び出す。
- 関数:
文字列でよく使うメソッド
upper()
文字列をすべて大文字に変換。
"hello".upper() # "HELLO"
Pythonlower()
文字列をすべて小文字に変換。
"HELLO".lower() # "hello"
Pythonfind()
指定した文字列が含まれている位置を返す。見つからなければ-1。
"banana".find("na") # 2
Pythonデータ型ごとの専用メソッド
- 文字列にしか使えないメソッド(例:
upper())を数値に使うとエラーになる。 - 数値には数値専用のメソッド(例:
as_integer_ratio())がある。
(0.5).as_integer_ratio() # (1, 2)
Python練習ポイント
- 入力した文字列を小文字に変換して表示するプログラムを作ってみる。
text = input("文字を入力してください: ")
print(text.lower())
Pythonまとめ
- メソッドは「データに結びついた関数」。
- 文字列には
upper()・lower()・find()など便利なメソッドがある。 - データ型ごとに専用メソッドが用意されているので、型に合ったメソッドを使うことが大事。
こうした基本を押さえると、Pythonでの文字列操作がぐっと楽になります。
