Pythonの文字列入門
では、Pythonの文字列(string)について、初心者向けに「かみ砕いて」説明していきます。例題も交えて、実際に手を動かしながら理解できるようにまとめます。
1. 文字列とは?
- 文字の並びを表すデータ型。
- 例:名前、文章、記号など。
"Hello"
'Python'
"123" # 数字に見えるけど、これは文字列
Python👉 ポイント:数値の 123 と文字列の "123" は別物。
123→ 計算できる"123"→ 文字として扱う
2. 文字列の書き方
- クォーテーションで囲むのがルール。
- ダブルクォーテーション(
" ")でも、シングルクォーテーション(' ')でもOK。
"Python"
'Python'
Pythonどちらも同じ意味。
ただし、統一して使うと読みやすくなります。
3. 文字列の操作
文字列の連結(つなげる)
first = "Hello"
second = "World"
print(first + " " + second)
Python👉 出力結果:
Hello World
文字列の繰り返し
word = "Hi!"
print(word * 3)
Python👉 出力結果:
Hi!Hi!Hi!
文字数を数える
text = "Python"
print(len(text))
Python👉 出力結果:
6
部分的に取り出す(スライス)
text = "Python"
print(text[0]) # 先頭の文字
print(text[0:3]) # 0文字目から2文字目まで
Python👉 出力結果:
P
Pyt
4. 例題で練習!
例題1: 自分の名前を表示
name = "Taro"
print("My name is " + name)
Python例題2: あいさつを3回繰り返す
greeting = "Hello!"
print(greeting * 3)
Python例題3: 好きな言葉の長さを調べる
word = "Programming"
print("文字数は", len(word), "です")
Pythonまとめ
- 文字列は
" "または' 'で囲む - 数値と文字列は別物
+でつなげる、*で繰り返すlen()で文字数を数える[]で部分的に取り出せる
👉 ここまでで「文字列の基本操作」はマスターできます。
次のステップとしては、文字列の便利なメソッド(例:大文字にする .upper()、小文字にする .lower() など)を学ぶと、さらに使いこなせます。

