比較演算子ってなに?
プログラムの中で「AとBを比べて、どっちが大きい?」「同じ?」「違う?」を調べるための道具です。
結果は True(正しい) か False(間違い) のどちらかになります。
主な比較演算子
| 演算子 | 読み方 | 意味 | 例 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
< | 小なり | 左が右より小さい | 3 < 5 | True |
<= | 小なりイコール | 左が右以下(小さいか等しい) | 5 <= 5 | True |
> | 大なり | 左が右より大きい | 10 > 3 | True |
>= | 大なりイコール | 左が右以上(大きいか等しい) | 3 >= 5 | False |
== | イコール | 左と右が等しい | 7 == 7 | True |
!= | ノットイコール | 左と右が等しくない | 7 != 8 | True |
例題で理解しよう
例1: テストの点数で合格判定
score = 75
if score >= 60:
print("合格!")
else:
print("不合格…")
Pythonscore >= 60→ 75は60以上なので True- 結果:「合格!」と表示される
例2: パスワードチェック
password = "abc123"
if password == "abc123":
print("ログイン成功")
else:
print("パスワードが違います")
Python- 入力した文字列が
"abc123"と 等しいかどうか をチェック - 一致すれば「ログイン成功」
例3: 年齢による料金判定
age = 12
if age < 13:
print("子供料金です")
else:
print("大人料金です")
Pythonage < 13→ 12は13より小さいので True- 結果:「子供料金です」と表示される
初心者がよく間違えるポイント
- 「=」と「==」の違い
=は「代入」 → 値を変数に入れる==は「比較」 → 値が等しいか調べる
→ ここを混同するとエラーや意図しない動きになる
まとめ
- 比較演算子は「値を比べてTrue/Falseを返す」道具
- if文と組み合わせて「条件によって処理を分ける」ために使う
- 最初は
==,!=,<,>をしっかり覚えるのがおすすめ
👉 ここまでで「比較演算子」の基本はバッチリです。
次のステップとして「複数の条件を組み合わせる(and / or)」を学ぶと、さらに自由度が広がります。
