では「九九の三角形バージョン」を例にしてみましょう。
普通の九九は 9×9 の表ですが、三角形にすると「1の段は1つ、2の段は2つ…」というふうに、だんだん増えていく形になります。
九九の三角形バージョン(例)
def print_kuku_triangle():
"""
九九の三角形バージョンを出力する関数
- 1の段は1つだけ表示
- 2の段は2つ表示
- 3の段は3つ表示
- というように、だんだん増えていく形で九九を表示する
"""
for i in range(1, 10): # 1の段から9の段まで
for j in range(1, i+1): # iの段まで表示
print(f"{i}×{j}={i*j}", end="\t")
print() # 段ごとに改行
# 関数を実行
print_kuku_triangle()
Python実行結果(イメージ)
1×1=1
2×1=2 2×2=4
3×1=3 3×2=6 3×3=9
4×1=4 4×2=8 4×3=12 4×4=16
...
9×1=9 9×2=18 9×3=27 ... 9×9=81
💡 ポイント
for j in range(1, i+1)とすることで「三角形」になるf"{i}×{j}={i*j}"のように書くと、掛け算の式と答えを一緒に表示できる- docstring をつけておくと「この関数は何をするのか」がすぐにわかる
これで「九九の表」から「三角形バージョン」までできました。
次のステップとしては、ユーザー入力で好きな段数まで表示する関数に発展させると、さらに実用的になります。
