Pythonの関数をやさしく理解しよう
では、Pythonの「関数」について、初心者向けにわかりやすく、例題を交えて説明しますね。
1. 関数ってなに?
- 関数は「道具箱の道具」みたいなもの
→ ある処理をまとめておいて、必要なときに呼び出せる。 - 例えるなら「電卓のボタン」。
abs()ボタンを押すと「絶対値を計算する」という処理が実行される。
2. 関数の使い方
基本の形はこうです:
関数名(入力値)
Python- 入力値を「引数(ひきすう)」と呼ぶ
- 関数が返してくれる結果を「戻り値(返り値)」と呼ぶ
3. よく使う関数と例題
絶対値を求める abs()
print(abs(-10)) # 10
print(abs(5)) # 5
Pythonマイナスでもプラスでも「距離」としての値を返す。
四捨五入する round()
print(round(3.14159, 2)) # 3.14
print(round(1.25, 1)) # 1.2
Python小数点以下を指定した桁数に丸める。
最小値・最大値を求める min() / max()
print(min(3, 7, 1, 9)) # 1
print(max(3, 7, 1, 9)) # 9
Python型を変換する int() / float()
print(int(3.9)) # 3 (小数点以下切り捨て)
print(float(10)) # 10.0
Python4. 関数を組み合わせて使う
関数は「入れ子」にできる。
x = -3.7
result = abs(round(x)) # round(-3.7) → -4 → abs(-4) → 4
print(result) # 4
Python5. 自分で関数を作る(ちょっと先の話)
Pythonでは自分でオリジナルの関数を作れる。
def greet(name):
return "こんにちは、" + name + "さん!"
print(greet("太郎")) # こんにちは、太郎さん!
Pythonまとめ
- 関数は「入力 → 処理 → 出力」の仕組み
abs,round,min,max,int,floatなどをまず覚えると便利- 関数を使うとプログラムが短く、わかりやすくなる
