2日目のゴールと今日やること
2日目のゴールは、こうまとめられます。
「Python に“計算させて、その結果を表示させる”感覚をつかむ」
今日はこれを目指して、次のことをやります。
- 数字を
printするときと、文字をprintするときの違いをもう一段ハッキリさせる - Python に計算をさせて、その“答え”を表示してみる
- 「手で計算 → Python にも同じ計算をさせてみる」という流れを体験する
1日目は「文字を表示する」だったので、
2日目は「数字を少しだけ動かしてみる」です。
数字と文字をもう一度ちゃんと区別してみる
数字はそのまま、文字は ” ” で囲む
まずはおさらいからいきましょう。
数字を表示する例です。
print(10)
print(2024)
print(60)
Pythonこれはすべて OK です。
Python は、かっこの中を「数字」として扱います。
一方、文字列を表示する例です。
print("10")
print("2024")
print("こんにちは")
Pythonこちらは「文字列」です。
見た目は数字でも、" " で囲んだ瞬間に「文字として扱うもの」に変わります。
Python にとっては、
10→ 数字(計算できる)"10"→ 文字列(「1」と「0」という文字の並び)
という違いがあります。
2日目で大事にしたいのは、
「数字として扱いたいならカギカッコを付けない」
「文字としてそのまま表示したいならカギカッコで囲む」
という感覚です。
実際に画面に出してみて比べる
次のコードを書いて、違いを体で感じてみましょう。
print(10)
print("10")
Python画面に出てくる見た目は、ほぼ同じです。
でも、Python の中では意味が違う。
後で「足し算」するときなどに、この違いが効いてきます。
2日目のうちは、
- 「数字として意味があるものは、カギカッコなし」
- 「文章やラベルとして出したいものは、カギカッコあり」
くらいのざっくりした理解で十分です。
Python に計算させてみる(足し算・引き算)
足し算の結果を print してみる
いよいよ、Python に「計算させて → 結果を表示」してみます。
例えば、次のコードを書いてみてください。
print(1 + 2)
Pythonここで Python がやることは、
1 + 2を計算する(答えは 3)print(3)と同じように、結果の 3 を表示する
という流れです。
print は「かっこの中の“値”を表示する」命令です。
その“値”が、文字列であっても、計算式であっても構いません。
もう少し試してみましょう。
print(3 + 5)
print(10 - 4)
print(2 + 2 + 2)
Python頭の中でも計算してみて、
Python の出した答えと、自分の計算が一致しているかを確かめてみてください。
引き算も同じように書ける
引き算も同じです。
print(10 - 3)
print(100 - 25)
PythonPython は、- を見たら「引き算」だと理解します。
ここで大事なのは、
print(計算式) と書いたとき、
Python は先に計算をして、その結果を表示する
という流れを、ちゃんとイメージできることです。
掛け算・割り算も試してみる
掛け算は *、割り算は /
Python で掛け算・割り算をするときは、こう書きます。
掛け算:
print(3 * 4)
print(5 * 10)
Python割り算:
print(8 / 2)
print(9 / 3)
Python少しだけ注意したいのは、* が掛け算で、x ではない、ということです。
よくあるミスは、こう書いてしまうパターンです。
print(3 x 4) # これはエラー
PythonPython は x を掛け算とは認識しません。* を使ってください。
計算と print の関係をまとめる
2日目の時点で押さえたいのは、これだけです。
+→ 足し算-→ 引き算*→ 掛け算/→ 割り算
そして、
print(式)
Pythonと書くと、
「式を計算して → その答えを表示する」
という流れになります。
「今日は何分勉強する?」を Python に計算させてみる
自分の状況に近い例で計算してみる
せっかくなので、「1日60分 × 7日」という、
今回の学習テーマそのものを計算させてみましょう。
print(60 * 7)
PythonPython は、まず 60 × 7 を計算して、結果の 420 を表示します。
画面には、
420
と出ます。
ここから、
「1週間で合計 420 分勉強するんだな」
「420 分って、何時間だろう?」
と、さらに気になることが出てきますよね。
分を時間に変換してみる(割り算)
1時間は 60 分なので、
合計 420 分を 60 で割ると、時間数が出てきます。
print(420 / 60)
Pythonこれを実行すると、
7.0
と表示されます。
「7時間」ですね。
ここで大事なのは、「Python に聞いてみる」という発想です。
頭で計算してもいいし、Python にやらせてもいい。
どちらでもいいけれど、
「あれ、これ Python に計算させたら一瞬だな」
と気づけるようになると、
プログラミングの使いどころが一気に広がります。
「テキスト+計算結果」を同時に表示する基本
まずは「説明」と「結果」を別々に出す
いきなり難しくしないで、
最初はシンプルに2行で分けてしまいましょう。
print("1 週間の合計勉強時間(分)は…")
print(60 * 7)
Python結果はこうです。
1 週間の合計勉強時間(分)は…
420
Python は、
1行目 → 説明文(文字列)を表示
2行目 → 計算結果を表示
というふうに動いています。
同じように、時間に直した結果も出してみましょう。
print("1 週間の合計勉強時間(時間)は…")
print(420 / 60)
Python結果:
1 週間の合計勉強時間(時間)は…
7.0
これだけでも、立派な「学習時間レポートアプリ」です。
1行でまとめたくなる気持ちは、今日はまだガマンでOK
よくある「やりたくなること」として、
print("1 週間の合計は " + 60 * 7 + " 分です")
Pythonのように書きたくなりますが、
これは実はエラーになります。
理由は超ざっくり言うと、
"1 週間の合計は "→ 文字列60 * 7→ 数字" 分です"→ 文字列
で、「文字列と数字を足す」のは簡単ではないからです。
ここは、もう少し先のステップでゆっくりやりましょう。
2日目の時点では、
- 「説明」と「結果」は別々の
printで出してしまっていい - 難しくまとめようとせず、「シンプルに分ける」が正義
というマインドで OK です。
小さな「学習レポートアプリ」を作ってみる
今日の学習を数字つきでまとめる
2日目の仕上げとして、
「今日の学習状況」を Python にまとめさせてみましょう。
例えば、こういうプログラムです。
print("===== Python 超初級編 2 日目レポート =====")
print()
print("1 日あたりの学習時間(分):")
print(60)
print("学習日数:")
print(7)
print("1 週間の合計学習時間(分):")
print(60 * 7)
print("1 週間の合計学習時間(時間):")
print(60 * 7 / 60)
Python実行結果のイメージはこんな感じです。
===== Python 超初級編 2 日目レポート =====
1 日あたりの学習時間(分):
60
学習日数:
7
1 週間の合計学習時間(分):
420
1 週間の合計学習時間(時間):
7.0
ここまで来ると、
- 文字列(説明)と数字(データ)を組み合わせて
- ちょっとした「レポート画面」のようなものを作れている
状態です。
まだコードとしてはすごくシンプルですが、
「自分の生活の数字」を Python に計算させて、結果をまとめて表示させている
というのが、とても価値のある一歩です。
2日目で特に深く理解してほしいポイント
1つ目。print(式) と書いたとき、Python は「まず式を計算して、その結果を表示する」という順番で動いていること。
2つ目。
数字は " " で囲まずにそのまま書くことで、「計算できるもの」として扱われること。
文字としてそのまま表示したいものは " " で囲む、という 1日目のルールが「数字」と組み合わさった形で見えてきたこと。
3つ目。+, -, *, / という基本的な演算子を使えば、
自分の身の回りのこと(勉強時間、回数、日数など)を、Python に計算させることができる、という感覚。
この3つがつかめていれば、2日目としては十分すぎるくらいです。
3日目へのつなぎ
今日までであなたは、
printで文字を出せるようになった。- 数字を使って簡単な計算をさせ、その結果を表示できるようになった。
- 自分の学習時間を Python に計算させて、「レポート」として出力できるようになった。
3日目からは、これを少しだけ発展させて、
- 画面の「見た目(レイアウト)」を意識した出力
- タイトル・本文・まとめ、のような形を
printだけで作る - 「今の自分の状態」を文字と数字の両方で表現する
という方向に進んでいきます。
最後に、あなたにひとつだけ聞きたい。
今日の中で、「これ、頭で計算するより Python にやらせたほうが気持ちいいな」と感じた瞬間はありましたか?
1週間の合計勉強時間かもしれないし、
別の何かを試しに計算させたときかもしれません。
その「Python に任せると楽だな」という感覚が、
あなたとプログラミングをつなぐ、とても大事な糸です。
その感覚を大事にしながら、3日目に進んでいきましょう。

