3日目のゴールと今日やること
3日目のゴールはこうです。
「print だけで“ちょっとアプリっぽい画面”を設計できるようになること」
新しい文法はほとんど増えません。
その代わり、1・2日目で触った
print- 文字列
- 数字と計算
を組み合わせて、
- タイトル
- 本文
- まとめ
のような「画面の形」を意識して出力してみます。
今日は、コードを書くというより“画面をデザインする練習” だと思ってください。
ここまでのおさらいを「1枚の画面」にして眺める
1日目と2日目でできるようになったこと
すでにあなたは、こんなことができます。
print("こんにちは") # 文字列を表示
print(10) # 数字を表示
print(1 + 2) # 計算して結果を表示
print("今日は 3 日目です") # 自分のメッセージを表示
Pythonここに、
- 上から順番に実行される
print1回で1行表示され、最後に改行される
というルールがありました。
3日目は、このルールを使って、
「行の並べ方」=「画面の形」
として見ていきます。
print は「行を積み重ねて画面を作るペン」だと考える
1行ずつ「紙に書いている」とイメージしてみる
次のコードを見てください。
print("A")
print("B")
print("C")
Python出力はこうなります。
A
B
C
これは、
- 1行目に A
- 2行目に B
- 3行目に C
を書いているのと同じです。
画面を「1枚の紙」だと思ってください。print は、その紙に1行ずつ文字を書き込むペンです。
空行で「段落」を作る
例えば、こう書いたらどうでしょう。
print("A")
print()
print("B")
print("C")
Python出力はこうなります。
A
B
C
2行目の print() は、
「何も表示せずに改行だけする」=空行を作る、という意味でした。
この空行のおかげで、
- A
- (1行あいて)
- B、C
という「段落」ができます。
行をどう積み重ねるかで、
「読みやすさ」や「区切り」を表現できる。
今日は、この感覚を強くしていきます。
タイトル付きの「学習メモ画面」を作ってみる
枠+タイトル+本文という形
まずは、「今日の学習メモ画面」を print だけで作ってみましょう。
print("================================")
print(" Python 超初級編 3 日目 ")
print("================================")
print()
print("今日は print を使って、")
print("“画面の形を設計する” 練習をします。")
print("行の順番や空行を工夫して、")
print("読みやすい出力を作っていきます。")
Python頭の中で出力をイメージしてみてください。
- 一番上に線
- 中央寄せっぽいタイトル
- もう一度線
- 1行あけて本文が続く
という形になっています。
ここで意識してほしいのは、
- どの行を「枠」として使うか
- どこに空行を入れるか
- どの行から本文を始めるか
を、自分で「設計」しているということです。
ただ print を並べているのではなく、
ひとつひとつの行に「役割」を与えています。
「学習メニュー画面」を print だけで設計する
メニュー風の形を作る
次に、簡単な「メニュー画面」を作ってみましょう。
print("========== 学習メニュー ==========")
print()
print("1: 昨日の復習をする")
print("2: 今日の新しい内容を学ぶ")
print("3: まとめのメモを書く")
print()
print("番号を選ぶことはまだできません。")
print("今日は “メニューの見た目” だけを作ります。")
Python出力のイメージはこんな感じです。
========== 学習メニュー ==========
1: 昨日の復習をする
2: 今日の新しい内容を学ぶ
3: まとめのメモを書く
番号を選ぶことはまだできません。
今日は “メニューの見た目” だけを作ります。
ここでも、
- 最初の1行 → タイトル(枠つき)
- 次の1行 → 空行(メニューとの区切り)
- その下の3行 → メニュー項目
- もう1行空ける → メニューと説明文を分ける
- 最後の2行 → 説明文
という構造になっています。
「上から読んで意味がある順番になっているか?」
これを意識しながら print を並べると、
コードが一気に“設計図”っぽくなります。
数字も混ぜた「学習レポート画面」を作る
2日目の計算をもう一度使う
2日目でやった、
1日 60 分 × 7 日 = 420 分(= 7 時間)
の話を、「レポート画面」として出してみましょう。
print("===== 学習時間レポート =====")
print()
print("1 日あたりの学習時間(分):")
print(60)
print()
print("学習日数:")
print(7)
print()
print("1 週間の合計学習時間(分):")
print(60 * 7)
print()
print("1 週間の合計学習時間(時間):")
print(60 * 7 / 60)
Python出力イメージはこうです。
===== 学習時間レポート =====
1 日あたりの学習時間(分):
60
学習日数:
7
1 週間の合計学習時間(分):
420
1 週間の合計学習時間(時間):
7.0
ここでやっていることは、シンプルに言うと、
- 説明文(文字列)を出す
- 数字や計算結果をその下に出す
- 項目ごとに空行を入れて見やすくする
という組み合わせです。
「数字の行」と「説明の行」を意識して分ける
このレポートの中では、
- 説明の行(文字列)
- 数字の行(値・計算結果)
がペアになっています。
例えばこの2行。
print("学習日数:")
print(7)
Python「学習日数:」というラベルの下に、「7」という値。
このペアの積み重ねが、「レポートの形」になっています。
“ラベル行”と“値の行”がセットで動いている
という感覚を持てると、
後で値が変わってもレポートを作りやすくなります。
「今日の自分へのメッセージ画面」を作る
文字だけで“少し丁寧な画面”を作る
3日目の最後に、
あなた自身へのメッセージを出す小さな画面を作ってみましょう。
例として、こんなコードを書いてみます。
print("================================")
print(" 今日の自分へのメッセージ ")
print("================================")
print()
print("Python 超初級編、3 日目まで進みました。")
print("print を使って、画面の形を少しずつ設計できています。")
print("コードは、上から順に読まれる “物語” です。")
print("これからも 1 行ずつ、自分のペースで積み重ねていきましょう。")
Python出力はこうなります。
================================
今日の自分へのメッセージ
================================
Python 超初級編、3 日目まで進みました。
print を使って、画面の形を少しずつ設計できています。
コードは、上から順に読まれる “物語” です。
これからも 1 行ずつ、自分のペースで積み重ねていきましょう。
ここまで来ると、
「文章を書くようにコードを書き、
それを画面に“ページ”として表示させている」
状態です。
自分の言葉で書き換えることがいちばん大事
もちろん、文章は全部あなたの言葉にして構いません。
- 「少しだけ難しかったけど、なんとかついてきている」
- 「print で遊ぶのがちょっと楽しくなってきた」
- 「エラーが出ても、前より落ち着いて見られるようになった」
こういう“正直なひとこと”を、
そのまま print("...") の中に入れてみてください。
コードが、
あなたの学習日記にもなります。
3日目で特に深く理解してほしいポイント
1つ目:print 1回 = 「1行の意味を持った出力」
print をただの「表示の命令」としてではなく、
「1行ぶんの意味を持たせるペン」
として扱えるかどうか。
タイトル行
区切り線の行
空行
項目名の行
値の行
まとめの行
というふうに、
それぞれの print に役割を与えていく感覚が大事です。
2つ目:空行で「段落」を作る感覚
print()(中身なし)を使って空行を入れると、
- タイトルと本文の間
- メニューと説明の間
- 項目と項目の間
に“間”を作ることができます。
「ここは区切りたいな」と思ったところに空行を入れる
これだけで、出力がぐっと読みやすくなります。
3つ目:コードは「上から読まれる物語」だということ
3日目で強く意識してほしいのは、
「コードは、上から順番に読まれる物語」
だということです。
タイトル
↓
説明文
↓
数字付きのレポート
↓
まとめのひとこと
というふうに、
画面全体を「ストーリー」として見られるようになると、
プログラムを書くのが一気に楽しくなります。
3日目のまとめと、4日目へのつなぎ
3日目であなたは、
printを「1行ずつ画面を作るペン」として扱えるようになってきた。- 空行や区切り線を使って、タイトル・本文・まとめのある画面を設計できるようになった。
- 説明の行(ラベル)と、数字や計算結果の行(値)をセットで出す「レポートっぽい出力」が作れた。
- 自分の学びや気持ちを、Python に「今日のメッセージ」としてしゃべらせる感覚を持てた。
4日目からは、この「画面設計」の感覚を活かして、
- もう少しだけ“構造化された”情報(例えば表っぽいもの)を print で表現してみる
- 同じパターンの出力を何度か繰り返して、「型」を意識してみる
といった方向に進んでいきます。
最後に、あなたにひとつ聞きたい。
今日書いたコードの中で、
「これはちょっと自分っぽい画面だな」と感じた部分はありましたか?
タイトルの言い方かもしれないし、
メニューの項目かもしれないし、
最後のメッセージかもしれません。
その「自分っぽさ」が混ざった行こそ、
あなたと Python がちゃんとつながっている場所です。
その感覚を忘れないまま、4日目に進んでいきましょう。

