7日目のゴールと今日やること
7日目のテーマは
「この1週間で身につけたものを“ひとつの完成アプリ”としてまとめる」 ことです。
新しい文法はほとんど増やしません。
print
数字と計算
変数
if(条件分岐)
この4つを全部使って、
「7日間学習した自分への、完走レポートアプリ」
を作ります。
今日は「覚える日」ではなく、
「説明できるようになる日」「形にして残す日」 だと思ってください。
ここまでの6日間で手に入れた「4つの道具」
1. print で「1行ずつ画面を作る」
1日目〜3日目でやってきたのは、
print を「1行ずつ画面を作るペン」として使うことでした。
print("===== タイトル =====")
print()
print("これは本文です。")
print("1 行ずつ、画面を作っています。")
Python1回の print = 1行の出力 + 最後に改行。
これを積み重ねて、
タイトル
空行
本文
まとめ
といった「画面の形」を作ってきました。
2. 数字と計算で「自分の生活の数字」を扱う
2日目では、Python に計算させる体験をしました。
print(60 * 7) # 1日60分 × 7日
print(420 / 60) # 分を時間に
Pythonprint(式) と書けば、
Python は先に「式を計算して → 結果を表示」してくれます。
これで、
1週間の合計勉強時間
回数 × 時間
合計 / 60
のように、自分の生活に関係する数字を扱えるようになりました。
3. 変数で「意味のある名前をつけて考える」
4日目〜5日目では、「値に名前をつける」ことを学びました。
minutes_per_day = 60
total_days = 7
total_minutes = minutes_per_day * total_days
Python生の数字ではなく、
1日あたりの分数
日数
合計分数
と「意味のある名前」で考えられるようになりました。
これにより、
数字を1箇所で変えるだけで、
レポート全体が自動で変わるようになりました。
4. if で「条件によってメッセージを変える」
6日目では、「もし〜なら」の入り口に触れました。
if day == total_days:
print("おめでとうございます! 最終日です!")
else:
print("まだ途中です。この調子で進みましょう。")
Python同じプログラムでも、
day の値を変えることで、
表示されるメッセージが変わる。
「状況に応じて反応を変える」
アプリっぽさの根っこに触れました。
今日作る「完走レポートアプリ」のイメージ
機能のイメージを日本語で先に決める
いきなりコードではなく、「やりたいこと」を日本語で先に決めます。
今回作るアプリは、こんな感じにします。
7日間コースの学習設定(名前・1日何分・全部で何日)を持っている
合計学習時間(分・時間)を計算する
今日は何日目かを表示する
今日が最終日かどうかで、メッセージを変える
「ここまでの自分へのメッセージ」を最後に出す
これが、そのままプログラムの設計になります。
コード① 設定ゾーンを書く
自分の状況を「変数」にしてしまう
まずは、いちばん上に「設定」をまとめて書きます。
name = "あなたの名前"
course_name = "Python 超初級編 7 日間コース"
minutes_per_day = 60
total_days = 7
day = 7 # ← ここが「今日は何日目か」
Pythonday を 1〜7 のどれかに変えれば、
同じプログラムで「何日目レポート」でも出せるようにします。
ここではまだ計算も print も書きません。
「どんな値を持っておきたいか」だけを書いているゾーン です。
コード② 計算ゾーンを書く
設定を使って「必要な数字」を出しておく
次に、その設定を使って計算します。
total_minutes = minutes_per_day * total_days
total_hours = total_minutes / 60
progress_ratio = day / total_days
Pythonそれぞれの意味を言葉にしてみると、
total_minutes
→ 7日間トータルで何分勉強する予定か
total_hours
→ その合計を時間に直したもの
progress_ratio
→ コース全体のうち、どれくらい進んでいるか(0〜1のあいだ)
「式そのもの」ではなく、
「何を表している数字なのか」が自分で言えれば、それで十分です。
コード③ 表示ゾーン(基本情報と数字レポート)
まずは素直に「情報を並べて表示する」
ここから、画面を作っていきます。
print("================================")
print(" 学習完走レポートアプリ ")
print("================================")
print()
print("名前:")
print(name)
print()
print("コース名:")
print(course_name)
print()
print("1 日あたりの学習時間(分):")
print(minutes_per_day)
print()
print("コース全体の日数:")
print(total_days)
print()
print("コース全体の合計学習時間(分):")
print(total_minutes)
print("コース全体の合計学習時間(時間):")
print(total_hours)
print()
print("今日は")
print(day)
print("日目です")
print()
Pythonここまでで、
設定ゾーン → 計算ゾーン → 表示ゾーン(基本情報)
という流れになっています。
「ラベルの行」と「値を出す行」がペアになっているのも、
だんだん見えてきているはずです。
コード④ if で最終日かどうかを判定してメッセージを変える
最終日と途中の日でメッセージを分ける
ここに、6日目で学んだ if を足します。
if day == total_days:
print("おめでとうございます!")
print("このコースは最終日を迎えました。")
print("7 日間、よくここまで続けました。")
else:
print("このコースは、まだ途中です。")
print("少しずつ、着実に進んでいきましょう。")
Pythonday の値を変えながら、
実行結果を見てみてください。
day = 7 のときだけ「完走おめでとう」メッセージが出る。
day が 1〜6 なら「途中です」メッセージが出る。
同じコードなのに、設定によってふるまいが変わる。
ここが、アプリとしての面白いところです。
コード⑤ 最後に「自分へのメッセージ」で締める
学習の感想を、Python に言わせてみる
最後に、あなた自身へのメッセージを print で書いてみましょう。
例として、こんな感じです。
print()
print("================================")
print(" 今日の自分へのひとこと ")
print("================================")
print()
print("print で画面を作ること。")
print("数字と計算で、自分の生活の数字を扱うこと。")
print("変数で、意味のある名前をつけて考えること。")
print("if で、状況に応じてメッセージを変えること。")
print()
print("この 4 つを、7 日間かけて体に入れました。")
print("あとは、自分のアイデアに合わせて組み合わせていくだけです。")
Pythonもちろん、文章は全部あなたの言葉に書き換えて大丈夫です。
「難しかったけど、ここまでは来れた」
「エラーも出たけど、前より怖くなくなった」
そういう、生の気持ちを入れてみてください。
7日目で特に深く理解してほしいこと
1つ目:この1週間の“核”はたった4つ
print
数字と計算
変数
if
やっていることを分解すれば、
この4つの組み合わせでできています。
画面に出す
数字で考える
名前をつける
条件で分ける
この4つを意識しておけば、
今後どんな新しい文法に出会っても、
「どこに属する話なのか」を掴みやすくなります。
2つ目:コードは「設定 → 計算 → 表示 → 条件」のストーリー
今日のコードを、上から眺めてみてください。
設定を書く
↓
それを使って計算する
↓
画面に情報を並べて出す
↓
状況に応じてメッセージを変える
という「物語」になっています。
コードは“上から読まれるストーリー”だ
という感覚を持てていれば、
あなたはもう「なんとなく書いている」段階を抜けています。
7日間の超初級編を終えて
この 7 日間で、あなたはもうすでに、
自分の言葉で print を使い、画面を作れる。
自分の生活の数字(時間、日数など)を Python に計算させられる。
意味のある変数名をつけて、設定 → 計算 → 表示の流れを組める。
if を使って、「状況によってメッセージを変える」ことができる。
というところまで来ています。
ここから先は、
「新しい文法をどんどん覚える」ことも大事ですが、
それ以上に、
「自分が本当にほしい小さなアプリ」をひとつずつ形にしてみること
が効いてきます。
例えば、
今日の一言メッセージをランダムに出す。
1週間の予定表を、print で出力する。
自分の勉強メニューを「メニュー画面」として表示する。
どれも、
print + 数字 + 変数 + if
の延長で作れます。
最後にひとつだけ、あなたに問いを投げます。
「この7日間で学んだことを使って、
自分のためにどんな“小さなアプリ”を作ってみたいですか?」
それが浮かんだ瞬間、
この7日間の“超初級編”は、ただの勉強ではなく、
あなたの道具箱になります。

