continueって何?
- ループの中で「この回の残りはやめて、次の繰り返しに進もう!」と指示する命令です。
- ループ自体は止まりません。あくまで「その回だけスキップ」します。
👉 イメージすると「スキップボタン」。その回の処理を飛ばして、次のループへジャンプします。
breakとの違い
break→ ループ全体を終了する(ゲームを強制終了するイメージ)continue→ その回だけ飛ばして次へ進む(ゲームを一時スキップして続けるイメージ)
例題1:偶数だけを表示
for i in range(1, 11): # 1から10まで
if i % 2 == 1: # 奇数なら
continue # この回をスキップ
print(i, "は偶数です")
Python出力結果
2 は偶数です
4 は偶数です
6 は偶数です
8 は偶数です
10 は偶数です
👉 奇数のときは continue で print() が飛ばされ、偶数だけが表示されます。
例題2:入力チェック
count = 1
while count <= 5:
text = input("数字を入力してください: ")
if text == "": # 空入力なら
print("入力が無効です")
continue # 次の入力へ
number = int(text)
print(count, "回目:", number * number)
count += 1
Python動き
- 空入力をすると「入力が無効です」と表示され、次の入力に進みます。
- 正しい数字を入れると、その平方(2なら4、3なら9)が表示されます。
👉 continueを使うことで「不正な入力を無視して処理を続ける」ことができます。
初心者へのポイント
- 「飛ばす」ための便利な命令
→ 条件に合わないデータを無視したいときに使う。 - 安全なプログラム作りに役立つ
→ 入力チェックやデータフィルタリングにぴったり。 breakとの違いをしっかり理解することが大事
まとめ
continueは「この回はスキップして次へ進む」命令。- データのフィルタリングや入力チェックに便利。
breakはループ終了、continueは一時スキップ。
初心者の方はまず「偶数だけ表示するプログラム」を書いてみると、continueの動きが直感的に理解できますよ。
👉 次は「特定の文字を含む入力をスキップする」など、自分で条件を工夫して試してみるとさらに理解が深まります。
