練習問題と解答・解説
問題1
次のコードを実行すると、何が表示されるでしょうか?
print("C:\\Users\\Python\\test")
Python✅ 解答
C:\Users\Python\test
💡 解説
- 通常の文字列では
\が特別扱いされるので、1つの\を表すには\\と2回書く必要があります。 - そのため
"C:\\Users\\Python\\test"と書くと、実際にはC:\Users\Python\testと表示されます。
問題2
次のコードを実行すると、何が表示されるでしょうか?
print(r"C:\Users\Python\test")
Python✅ 解答
C:\Users\Python\test
💡 解説
r"..."と書くと raw文字列 になり、\がそのまま文字として扱われます。- だから
\\と二重に書かなくてもOK。Windowsのパスをそのまま書けるので便利です。
問題3
次のコードを実行すると、どうなるでしょうか?
print(r"abc\")
Python✅ 解答
エラーになります(SyntaxError)。
💡 解説
- raw文字列では最後に
\を書くことができません。 - Pythonが「次の文字をエスケープするのかな?」と勘違いしてしまうからです。
- 対処法は、普通の文字列と組み合わせることです:
print(r"abc" + "\\") # 出力: abc\
問題4
次のコードを実行すると、何が表示されるでしょうか?
print(r'名前は"ABC"です')
Python✅ 解答
名前は"ABC"です
💡 解説
- raw文字列では
\"のようなエスケープは不要。 - 文字列を
'...'(シングルクォート)で囲めば、中に"をそのまま書けます。
まとめ
- 通常の文字列 →
\は特別扱いされる - raw文字列 →
r"..."で書くと\をそのまま使える - 注意点 → 最後に
\は書けない
👉 ここまで理解できたら、次のステップとして「正規表現」で raw文字列を使う練習をすると、さらに実用的に身につきますよ。
試しに「正規表現 × raw文字列」の練習問題も作ってみましょうか?
