主な内容の要点
1. VBAでは “改行” がコード区切りになる
- VBAでは「改行まで」が 1 つの命令(ステートメント)とみなされる。
- そのため、コードを無造作に途中で改行すると構文エラーになる。
2. 同じ行に複数命令を記述するには “コロン (:)” を使う
- 例:
Range("A1").Value = 10 : Range("A2").Value = 20のように複数命令を一行にまとめられる。
3. 長い命令を複数行にわたって書くには “アンダースコア (_)” を使う
- 命令を次の行にまたがらせたい場合は、行末に半角スペースとアンダースコア
_を書く。
Range("A1").Value _
= 10
VBこう書くと、VBAはこれを一続きの命令とみなす。
- このように書かれた複数行は、実質的には 1 行の命令と同等扱いになる。
4. 改行に関して注意すべき点
- プロパティ名や変数名の途中など、意味の途中で改行することはできない。
例:Range("A1").Va _ lue = 10はエラーになる。 - ドット (
.) の直前後、演算子前後、スペース前後などの区切りの良い部分で改行を行うべき。 - アンダースコアを用いた改行では、その行の右側には何も書けない(コメントも書けない)点に注意。
