主な内容の要点
1. 変数とは
- 変数とは、値を一時的に保存しておく“入れ物”。
- 計算途中の値や、後で再利用する値を格納するのに使う。
2. 変数を宣言する(宣言=どんな変数を使うかを事前に定義すること)
- VBA では
Dim 変数名と書いて宣言する。 - 例:
Dim var
Dim product_name
VB- 変数名には英字・数字・アンダースコアなどが使えるが、先頭は英字または漢字など文字でなければならない(数字で始めてはいけないなど)。
- 複数の変数を一度に宣言することもでき、カンマで区切る:
Dim name, address, age
VB- データ型を指定して宣言 することも可能:
Dim num As Integer
Dim s As String
VB— 型を指定しなければ、自動的に Variant 型として扱われる。
3. 変数に値を代入する
- 宣言した変数には
=を使って値を代入できる。
書式は
変数名 = 値
VB例:
x = 10
VB- 代入された値は後で、セルの値代入などで使うことができる。
- オブジェクト型(Range や Worksheet など)を代入する場合は
Set文を使う(このページでは別項で扱われる)
4. 変数を宣言せずに使った場合
- VBA では宣言なしでも変数を使用でき、エラーにならない場合がある(暗黙的に Variant 扱いになる)
- ただし、誤字やタイプミスで異なる変数を使ってしまうミスを防ぐために、あらかじめ宣言を強制する設定(Option Explicit)を使うことが推奨されている(このページでは設定方法は別ページ参照)
5. 宣言と同時に初期値を代入することはできない
- 多くのプログラミング言語で可能な「変数宣言と同時に初期値代入(例:
Dim x = 10)」は、VBA では構文エラーになる。 - VBA では、宣言と代入は 別行で 行う必要がある。
Dim x ' 宣言
x = 10 ' 代入
VB

