要点まとめ
Excel VBAの「多次元配列」は、表のような複数の情報をまとめて扱うための仕組みです。初心者は「1次元配列=リスト」「2次元配列=表」と理解すると分かりやすいです。
初心者向けポイント
- 1次元配列
- 名前だけのリストのように、縦に並んだデータを扱う。
- 例:
Dim names(3) As String→ 4人分の名前を保存。
- 2次元配列
- 「表形式」でデータを扱える。行と列があるイメージ。
- 例:名前と住所をセットで保存する場合、
Dim client(3,1) As Stringとすると「4行×2列」の表になる。 client(0,0)が「佐藤一郎」、client(0,1)が「東京都」といった感じ。
- データの取り出し方
- 2次元配列は「行番号」と「列番号」を指定して取り出す。
- 例:
client(i, j)のように書く。
- 繰り返し処理(For文)との組み合わせ
- 2次元配列を使うときは、入れ子のFor文をよく使う。
- 例:テストの点数表(国語・数学・英語)を2次元配列に入れて、全員の平均点を計算する。
- 3次元以上の配列
- 3次元配列は「表がさらに複数ある」イメージ。
- 例:都道府県ごとに「食品」「電化製品」の売上と利益を管理するなど。
- 初心者はまず2次元配列まで理解すれば十分。
まとめ
- 1次元配列=リスト
- 2次元配列=表
- 繰り返し処理と組み合わせると便利
- 3次元以上も可能だが、まずは2次元を理解することが大事
初心者は「Excelの表をプログラムで扱うイメージ」として覚えると理解しやすいです。
