主な内容の要点
演算子とは何か
- 演算子は、数値の計算や値の比較、条件の組み合わせなどをプログラム内で記述する際に使う記号／キーワード
- 結果として「値」または「論理値（True／False）」を得る
1. 算術演算子（Arithmetic Operators）
数値の四則演算や指数・余り計算などを行うための演算子。
| 演算子 | 内容 | 例 | 結果 |
|---|---|---|---|
+ | 足し算 | 8 + 5 | 13 |
- | 引き算 | 10 – 4 | 6 |
* | 掛け算 | 3 * 5 | 15 |
/ | 割り算 | 8 / 5 | 1.6 |
\ | 整数除算（商） | 8 \ 5 | 1 |
Mod | 余り（剰余） | 8 Mod 5 | 3 |
^ | べき乗 | 6 ^ 2 | 36 |
注意：
\は整数除算の意味で、商だけを取得（小数点以下切り捨て）Modは余りを返す（剰余演算）
サンプルコード例も示されており、セルの値を取得して加減乗除や剰余などを計算し、別セルに出力している。
2. 比較演算子（Comparison Operators）
値を比較して、真偽（True / False）を返す演算子。条件分岐やループで使われる。
| 演算子 | 内容 | 例 | 結果 |
|---|---|---|---|
< | より小さい | 8 < 5 | False |
<= | 以下 | 3 <= 8 | True |
> | より大きい | 8 > 5 | True |
>= | 以上 | 3 >= 8 | False |
= | 等しい | 3 = 8 | False |
<> | 等しくない | 3 <> 8 | True |
このような比較は、If 文や While、For などの制御構造で使われる。
3. 論理演算子（Logical Operators）
複数の条件を組み合わせて判定を行う際に使う。
| 演算子 | 内容 | 例 | 結果 |
|---|---|---|---|
And | 論理積（両方が True の場合のみ True） | 8 > 4 And 2 <= 3 | True |
Or | 論理和（どちらかが True なら True） | 8 > 4 Or 4 <= 1 | True |
Not | 論理否定（True ↔ False を反転） | Not 8 > 4 | False |
And：両方の条件が満たされる必要Or：いずれか一方でも満たせば OKNot：条件の真偽を反転させる
