要点まとめ
Excel VBAの「配列」とは、同じ種類のデータをまとめて管理できる便利な仕組みです。複数の変数を一つずつ用意する代わりに、ひとつの名前でまとめて扱えるのが特徴です。
配列の基本ポイント
- 配列とは?
- 同じ型のデータをまとめて管理するための「箱の集まり」。
- 例:都道府県名を7つ保存する場合、変数を7つ作る代わりに配列を使えば1つの名前で管理できる。
- 定義方法
Dim pref(6) As Stringpref(0)~pref(6)まで、合計7個の文字列を格納できる。- 括弧の中の数字は「インデックス番号」と呼び、要素を区別するために使う。
- メリット
- 変数を大量に定義する必要がなくなる。
- まとめて処理できるので、コードがシンプルになる。
- 例えば100個のデータを扱う場合でも、配列ならループで簡単に処理できる。
配列を使った処理例
- 配列を使わない場合
- 変数を1つずつ比較する必要があり、コードが長くなる。
If src = pref1 Then ...
ElseIf src = pref2 Then ...
VB- 配列を使う場合
- ループでまとめて処理できる。
- インデックス番号を変えながら繰り返し処理することで、効率的に比較や操作が可能。
For i = 0 To 2
If src = pref(i) Then msg = "一致しました"
Next i
VB初心者へのアドバイス
- 配列は「同じ種類のデータをまとめる箱」と覚えると理解しやすい。
- インデックス番号は 0から始まる ことに注意。
- ループ(For文)と組み合わせると、配列の便利さが一気に実感できる。
まとめると:配列は「同じ型の変数をまとめて管理する仕組み」であり、特に大量のデータを扱うときに威力を発揮します。初心者はまず「複数のデータをひとつの名前で扱える」という点を押さえると理解が進みます。
