要点まとめ
Excel VBAでセルを扱うときは、Cellsプロパティを使うと「行番号」と「列番号」を数値で指定できるので、繰り返し処理や動的な操作に便利です。
ポイント解説
- Cellsの基本構文
Cells(行番号, 列番号)
行番号・列番号は 1から始まる
例：左上のセル（A1）は Cells(1, 1)
- Rangeとの違い
Range("A1")のように文字で指定する方法もあるCellsは数値で指定できるので、ループ処理に強い
- 使い方の例
Cells(2, 3).Value = 10
→ 2行目3列目（C2セル）に「10」を入力
- Rangeオブジェクトとして扱う
Dim r As Range
Set r = Cells(2, 3)
r.Value = 10
→ Cellsで指定したセルをRange型変数に代入できる
- 繰り返し処理で便利
Sub テスト()
Dim i As Integer
For i = 1 To 7
Cells(i, 2).Value = i
Next i
End Sub
→ 2列目（B列）の1～7行目に「1～7」が順番に入力される
初心者へのアドバイス
- 「列番号は数字で指定」 → A列=1, B列=2, C列=3…と覚える
- ループと組み合わせると強力 → まとめてデータを書き込む処理が簡単になる
- RangeとCellsを使い分け → 固定セルならRange、動的に変わるセルならCells
Cellsを理解すると、Excel VBAで「大量のセルをまとめて処理する」ことが一気に楽になります。