郵便番号が未入力の人を自動でリストアップするチェックマクロ
住所録を扱うときに「郵便番号が抜けている人」を確認したい場面はよくあります。
以下のマクロでは、郵便番号が空欄の行を自動で抽出して別シートに一覧化します。
マクロコード例
Sub 郵便番号未入力チェック()
Dim lastRow As Long
Dim i As Long
Dim wsSrc As Worksheet, wsDest As Worksheet
Dim destRow As Long
' 元データのシートを設定（例：Sheet1）
Set wsSrc = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
' 出力先シートを用意（なければ新規作成）
On Error Resume Next
Set wsDest = ThisWorkbook.Sheets("未入力リスト")
On Error GoTo 0
If wsDest Is Nothing Then
Set wsDest = ThisWorkbook.Sheets.Add
wsDest.Name = "未入力リスト"
Else
wsDest.Cells.Clear ' 既存の内容をクリア
End If
' 見出しを設定
wsDest.Range("A1").Value = "氏名"
wsDest.Range("B1").Value = "郵便番号"
wsDest.Range("C1").Value = "行番号"
destRow = 2
' A列：氏名、B列：郵便番号 と仮定
lastRow = wsSrc.Cells(wsSrc.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
For i = 2 To lastRow ' 1行目は見出しと仮定
If Trim(wsSrc.Cells(i, "B").Value) = "" Then
wsDest.Cells(destRow, "A").Value = wsSrc.Cells(i, "A").Value
wsDest.Cells(destRow, "B").Value = "(未入力)"
wsDest.Cells(destRow, "C").Value = i
destRow = destRow + 1
End If
Next i
MsgBox "郵便番号が未入力の人を " & destRow - 2 & " 件リストアップしました。", vbInformation
End Sub
コードのポイント
- 元データ:
Sheet1の A列に氏名、B列に郵便番号があると仮定。 - 出力先: 「未入力リスト」というシートを自動作成（既にあれば上書き）。
- リスト内容: 氏名・郵便番号（未入力と表示）・元の行番号を出力。
- Trim関数: 空白だけのセルも未入力扱いにできる。
実行後のイメージ（未入力リストシート）
| 氏名 | 郵便番号 | 行番号 |
|---|---|---|
| 山田太郎 | (未入力) | 5 |
| 佐藤花子 | (未入力) | 12 |
応用アイデア
- 郵便番号が「7桁以外」の人も同時にチェックする。
- 未入力者を色付きで元シートにマーキングする。
- 氏名だけでなく住所も一緒に出力して確認しやすくする。
