ニコン Z 9

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ【ニコン Z 9】の予約受付を開始した。年内に発売する予定。

「ニコン Z シリーズ」初のフラッグシップ機として、3月10日に開発を発表していたモデル。撮像素子に有効4571万画素の35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー(ニコンFXフォーマット)を採用。新開発の積層型CMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 7」との連携によるデュアルストリーム技術により、電子ビューファインダー(EVF)や画像モニター用の表示映像と、記録用の静止画データを個別に同時処理することが可能。

「ファインダー像の消失が起きないよう同一画像を表示する、従来のブラックアウトフリー撮影と異なり、実際の被写体の動きを常に表示。表示飛びもなくなり、被写体の動きを途切れることなく確認できる」と同社では説明している。

また、ファインダーには、世界最高という輝度3000カンデラに対応する、新Quad-VGAパネルを採用。日差しの強い屋外での撮影などでも容易に被写体を確認できるという。

さらに、新開発のディープラーニングを用いたアルゴリズムによって、従来の人物、犬、猫に加えて、新たに鳥、自転車、バイク、車、列車、飛行機の被写体にも対応した、世界最多という9種類の被写体を検出できる(被写体検出は、ワイドエリアAF(S)、(L)、オートエリアAF、3D-トラッキング、ターゲット追尾AF(動画モードのみ)で動作)。さらに、被写体検出をオートにすると、設定を変える手間なく、これらすべての被写体を検出することが可能。

「瞳AF」では「これまで以上に小さな瞳」を検出できるのが特徴。後ろ姿など、瞳や顔が検出できない状況では、自動的に頭部や胴体を検出するという。AFエリアモードには、デジタル一眼レフカメラで長年搭載し、好評を得ている「3D-トラッキング」をニコンのミラーレスカメラとして初めて装備。「ダイナミックAF」においても、サイズの異なるフォーカスポイント(S/M/L)を搭載し、構図を決めて撮影するときに適しているという。

静止画撮影では、世界最速という120コマ/秒の連続撮影が可能な「ハイスピードフレームキャプチャ+」(AF/AE追従。JPEG NORMALに固定。撮影可能記録コマ数は高速連続撮影よりも少なくなる。約30コマ/秒で約4500万画素の静止画が撮影できる設定もある)により、「肉眼ではとらえられない瞬間を約1100万画素の高画素で撮影できる」とのこと。

動画撮影では、効率のよい放熱設計によって、8K UHD/30pで世界最長を謳う、約125分の動画をカメラボディ内のメモリーカードに記録可能。4K UHD/120p/60p/30pにも対応する。4K UHD/120p動画でも画面クロップなしで撮影できるため、「異なるフレームレートで撮影しても、同じ画角で揃えた動画編集が可能」と説明する。

本体には、ニコン初となる縦横4軸チルト式の画像モニターを装備。縦位置撮影時には、静止画ライブビューのユーザーインターフェースが縦表示に自動で切り替わるため、表示確認や操作が容易という。加えて、「ニコン D6」(2020年6月発売)同等という「ニコン最高クラス」の堅牢性と防塵・防滴性能や、マイナス10度でも動作するという耐寒性能を装備する。

加えて、世界最速のスキャンレートにより、ローリングシャッターゆがみを世界最小におさえ、メカシャッターレスを実現とのこと。ボディ内手ブレ機構にはロックを搭載し、電源オフ時の不用意なセンサーの揺れを防ぐため、悪路走行時などの揺れによるセンサーへのダメージを抑制するという。

このほか、背面モニターは、チルト式でタッチ対応の3.2型液晶(約210万ドット、視野角170度)。電子ビューファインダーは、0.5型Quad-VGA OLED(約369万ドット)。外部記録媒体は、CFexpressカード(Type B)、XQDカードをサポートする。

サイズは149×90.5×149.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は、約1340g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1160g(本体のみ)。

店頭予想価格は700,000円前後。

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