
3パーツで構成されるアクシモジュール式アクションカメラInsta360 ONE RS】が、3月25日に発売する。
タッチスクリーンを備えた「コアモジュール」、「レンズモジュール」(4Kブーストレンズ、360度レンズ)、容量1445mAhの「バッテリーベース」で構成する。



なお、新しいレンズとコア部分は前世代のInsta360 ONE Rとも互換性があり、「ユーザーは自分のペースでカメラをアップグレードできる」という。


4Kブーストレンズは、1/2インチ、4,800万画素イメージセンサーを搭載。鮮明な4K/60fps動画と、最高クラスの4,800万画素の静止画が撮影できるという。
2つの新しいモードを用意。1つ目は「アクションスポーツ撮影に革命を起こす」という「アクティブHDR」で、「アクション中でも動画を安定させ、ゴーストを最小限に抑え、他のアクションカメラでは捉えられないハイライトとシャドウの精細さを捉えて表現できる」という。2つ目は「6Kワイドスクリーンモード」。4,800万画素センサーを最大限に活用し、映画のようなワイドスクリーンの2.35:1比率で6K映像が撮影可能。


360度レンズは既存のレンズモジュールと同じ。サイクリング、ツーリング、スキー、何気ない日常シーンなどを、5.7K/360度ですべて撮影。撮影後、お気に入りの角度を選択し、他の動画と同じように共有できるフラットな動画として書き出せる。
「コアモジュール」は、Insta360独自のFlowState手ブレ補正が進化。「これまでになくスムーズな動画撮影が可能」という。カメラから手ブレ補正が適用されるため、ユーザーは編集の手間要らずで、手ブレ補正された広角映像をSNSですぐに共有できる。360度の水平維持機能を備え、アクション中にカメラをどれだけ回転させても、動画は水平に保たれる。また、水深5mまでのIPX8防水性能を備えている。
マウントブラケットも再設計され、レンズをその場で切り替えるためのクイックリリース構造、防風マイクカバー、および撮影中にカメラの熱を冷却させる熱放散パネルを追加。

別売の「クイックリーダーアクセサリー」を使用すると、Wi-Fi経由でファイルを転送する必要がなく、「時間、カメラのバッテリー、スマートフォンの容量節約ができる」という。ONE RSに接続してファイルをSDカードに保存し、スマートフォンに接続して編集を開始できる。
Insta360アプリには、AIを利用した機能を搭載。360度の映像の場合、スナップウィザードを使用し、スマートフォンを動かすか、画面をスワイプしてカメラの角度を変更し、目的の映像を即座に書き出せるという。
クローン作成やストップモーションなどのエフェクトを提供するため、編集ラボは新しいAI編集エフェクトを追加。新たに、クリップ間にシネマティックなトランジションを追加できる「シネラプス(Cinelapse)」を追加。
自動編集のFlashCutでは、AIを使用して「クリップ内の最高の瞬間を見つけ、音楽に合わせて自動編集してくれる」という。アクション、旅行、Vlogといった編集テーマも用意する。
パソコン向けにはInsta360 Studioソフトウェアを用意。Adobe Premiere ProとFinal Cut Pro用のプラグインも用意する。
360度のライブ配信カメラや、パソコンと接続してWebカメラとして使うことも可能。
価格は4Kブーストレンズと360度レンズがセットになった【Insta360 ONE RS Twin Edition】が69,800円。4K版が38,800円、1インチ版が69,800円。
4Kブーストレンズ | 360度レンズ | |
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レンズ口径 | F2.4 | F2.0 |
焦点距離(35mm換算) | 16mm | 7.2mm |
ジャイロセンサー | 6軸ジャイロ | 6軸ジャイロ |
動画解像度 | 6016×2560@25/24fps 4000×3000@30/25/24fps 3840×2160@60/50/30/25/24fps 2720×1530@100/60/30/25/24fps 1920×1080@200/120/60/30/25/24fps | 5760×2880@30/25/24fps 3840×1920@50/30fps 3008×1504@100fps |
写真解像度 | 8000×6000(4:3) 8000×4500(16:9) 4000×3000(4:3) 4000×2250(16:9) | 6080×3040(2:1) |
ビットレート | 100Mbps(動画) | 100Mbps(動画) |
ファイル形式 | mp4(動画) jpg、dng(写真) | insv(動画) insp、dng(写真) |
ストレージ | microSDカード(UHS-I V30、exFATフォーマット、最大1TB、別売) | microSDカード(UHS-I V30、exFATフォーマット、最大1TB、別売) |
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
無線機能 | Wi-Fi(802.11ac 5GHz、最大20m範囲)、Bluetooth 5.0 | Wi-Fi(802.11ac 5GHz、最大20m範囲)、Bluetooth 5.0 |
対応デバイス | iOS:iPhone 13/13 Pro/13 Pro Max/13 mini、iPhone 12/12 Pro/12 Pro Max/12 mini、iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max、iPhone XS/XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8/8 Plus、iPhone SE 2、iPad Pro、iPad Air(2020) Android:Qualcomm Snapdragon 845/Kirin 980/Exynos 9810以上 | iOS:iPhone 13/13 Pro/13 Pro Max/13 mini、iPhone 12/12 Pro/12 Pro Max/12 mini、iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max、iPhone XS/XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8/8 Plus、iPhone SE 2、iPad Pro、iPad Air(2020) Android:Qualcomm Snapdragon 845/Kirin 980/Exynos 9810以上 |
本体サイズ | 70.1×49.1×32.6mm | 70.1×49.1×43mm |
重量 | 125.3g | 135.3g |
バッテリー容量 | 1,445mAh | 1,445mAh |
連続撮影時間 | 最大75分間(4K 60fps) | 最大82分間(5.7K 30fps) |
充電時間 | 約65分間 | 約65分間 |
ONE RS | ONE R | |
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独自性 | • レンズ交換式アクションカメラ: レンズ/コア/バッテリーのコンポーネント毎に追加やアップグレードが可能 • レンズを交換することで360度撮影と広角撮影が可能 | • レンズ交換式アクションカメラ: レンズ/コア/バッテリーのコンポーネント毎に追加やアップグレードが可能 |
写真 | 4Kブーストレンズ: 48MP 360度レンズ: 18MP | 4K広角レンズ: 12MP 360度レンズ: 18MP |
動画 | 4Kブーストレンズ: 4K; 6K ワイドスクリーン (アスペクト比2.35:1 ) 360度レンズ: 5.7K | 4K広角レンズ: 4K 360度レンズ: 5.7K |
手ブレ補正 | FlowState手ブレ補正 広角撮影用に進化された手ブレ補正 | FlowState手ブレ補正 |
バッテリー | 取り外し可能 充電式 1445mAh | 取り外し可能 充電式 1190mAh |
マイク | 3 | 2 |