FX30

ソニーは、映像制作用カメラ「Cinema Line(シネマライン)」の新製品として、新開発のAPS-Cサイズ(スーパー35mm)のCMOSイメージセンサーを搭載したレンズ交換式カメラ【FX30】を販売した。ラインアップとして、ボディ単体の【ILME-FX30B】、およびXLRハンドルユニット同梱モデル【ILME-FX30】。

新開発のAPS-Cサイズ(スーパー35mm)の有効約2010万画素裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R」を搭載し、最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」とともに、高感度・低ノイズ性能を実現する。

また、低感度側100から32000の常用ISO感度に加えて、14+ストップのワイドラチチュードで、明暗差のあるシーンでも、白とびや黒つぶれの少ない階調豊かな映像が記録が可能。さらに、6K相当の豊富な情報量を凝縮することで、高品位な4K映像として出力できる。

さらに、ISO800とISO2500の2つの基準ISO感度を持ち、明るい場面と暗い場面で2種類の基準感度を使い分けることが可能な独自のデュアル・ベースISO機能に対応し、ISO800とISO2500のノイズレベルがほぼ同等になるという。

撮影モードは、同社の業務用カメラに搭載のS-Log3に対応し、カラーグレーディングを前提とした映像制作時の業務用カメラとの親和性を向上。S-Log3ガンマカーブ用の撮影モードとして、最大のダイナミックレンジでノイズを抑えたクリアな映像表現が可能な「Cine EI」、選択したExposure Index(EI)に連動してカメラが自動的にベースISOを切り換える「Cine EI Quick」、幅広い環境で撮影可能な「Flexible ISO」の3つのモードを選択できる。

像面位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用した「ファストハイブリッドAFシステム」を搭載。高密度・広範囲(最大495点、撮像エリアの水平方向約93%、垂直方向約97%をカバー)に像面位相差AFセンサーを配置。4K120p記録時を含む全記録モードにおいて、浅い被写界深度でも、動きの速い被写体に高精度・なめらかにフォーカスを合わせ続けられる。

加えて、スクリーン上で被写体をタッチしてフォーカスを自動追尾させる「リアルタイムトラッキング」、高精度で自動的に瞳にピントを合わせ続ける「リアルタイム瞳AF」、オートフォーカス中にフォーカスリングによるマニュアル操作ができる「AF Assist」などに対応する。

光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載。カメラに内蔵した高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサー、最適化されたアルゴリズムで、手ブレ補正効果を向上させる「アクティブモード」に対応する。

記録メディアは、CFexpress Type AメモリーカードとSDXC/SDHCメモリーカードに対応したスロットを2基搭載する。

冷却ファンと放熱に配慮した構造により、効率よくカメラ内の熱を放出することで、動画撮影中の温度上昇を抑制。サーマルシャットダウンのない長時間の4K 60p記録を実現し、温度上昇にともなう撮影の中断などを防止。バッテリーは高容量の「Zバッテリー」を採用するほか、USB Power Deliveryにも対応する。

突起部除くサイズは129.7×84.5×77.8mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約646g(バッテリーとメモリーカードを含む)。

【ILME-FX30】は、XLR端子2基を備えたハンドルユニットが付属し、別売のXLRマイクとの組み合わせることで、音声をデジタル信号のままカメラに伝送し、ノイズを徹底的に抑制した高音質録音を実現する。

価格は、【ILME-FX30B】が273,900円、【ILME-FX30】が328,900円。

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