
ビクセンは、レンズヒーター「360III」の後継モデルとして、「カーボンナノチューブ」素材を採用した【レンズヒーター360IV】を、3月20日より発売する。
世界初、発熱体に薄くて柔軟なヒーター素材「カーボンナノチューブ」を採用したレンズヒーター。「カーボンナノチューブ」を素材とすることで幅広い「面」でレンズを温めることが可能となり、効率よく、確実かつ安全にレンズの結露を防ぐことに成功したという。
ファスナー部分の素材には、フェルトのように柔らかい面ファスナー「マイルドファスナー」を採用。マイルドファスナーは、一般的な面ファスナーと比べて、着脱時に強い力を必要としないことが特徴。画角やフォーカスリングへの影響も最小限に抑える。
レンズの結露予防効果を長時間持続できる最適な消費電力と謳う2.5Wを設定。外気温20度において10,000mAhモバイルバッテリーの使用であれば最大約14.8時間保温を持続できる。
ヒーターを簡単に取り付けられるように、ヒーター先端にすべり止めを加工し、側面には指を置けるフィンガーフックを配置。軽い力でしっかりと固定でき、着脱時のピントのずれや使用中のヒーターズレを軽減する。さらに、フィンガーフックにもマイルドファスナーを加工してあり、取り付け後はたたんで収納できる。
電源コードはUSB Type-Cコネクターを装備し、一部に伸縮性のあるスパイラルコードを採用。コードをカメラに巻き付けることで、コードに風が当たって発生するブレを低減する。スパイラルコード以外の部分の電源コードは着脱式とした。
サイズは30×600mm(幅×奥行き、フィンガーフック、電源コードを除く)、重量は約69g。取り付け目安は、円筒状の部位が長さ30mm以上、外径45~100mm(推奨)。
価格は11,000円。
ヒーター形式 | カーボンナノチューブヒーター(発熱部:20×260mm) |
温度特性 | 外気+10℃(ヒーター本体:20℃において) |
電源・消費電力 | USB電源・5V 0.5A 2.5W |
電源コード | USB A(オス)、USB-TypeCコネクター着脱式、コード長1,000mm(+スパイラルコード200~500mm) |
動作目安 | USBモバイルバッテリー10,000mAh・37wh(満充電)使用時約14.8時間(20℃において。外気温、使用環境、バッテリー状態や特性に依存) |
取付目安 | 円筒状の部位 長さ30mm以上、外径45~100mm(推奨) |
サイズ | 30×600mm(フィンガーフックを除く。電源コード別) |
重さ | 約69g(本体42g、コード27g) |
主要付属品 | USBケーブル(Type-C) |