M17

エミライは、FiiO Electonicsのポータブルオーディオプレーヤー【Fiio M17】を販売しました。

ESS製DAC「ES9038Pro」を2基搭載し、最大384kHz/32bitまでのPCMとDSDの再生に対応。FiiOとTHXが共同開発したアンプ回路「THX-AAA 788+」も2基搭載し、3,000mWの大出力(バランス出力時/DC給電モード時)と、SN比123dB(バランス出力時)の超低ノイズを両立させたとしている。

新たに搭載したDC給電モードは、付属の専用DCアダプターを使用することで、DAC部/アンプ部に大電流を供給してM17を最大性能で動作させ、「低能率ヘッドホンも余裕で駆動できる」という。また、USB端子を2系統搭載することで、外部機器との接続と充電を分離。デスクトップオーディオのメディアセンターとしても利用できるとのこと。

バッテリー駆動時には4段階のゲイン設定が可能で、DC給電モード時にもう1段階高いゲイン設定を用意。バランス出力では+16dBの高ゲインにより、従来のDAPでは鳴らすことが難しかったヘッドホンでも余裕のある再生が可能だという。

THX-AAA 788+回路にはTexas Instruments製のオペアンプ「OPA2211」を組み合わせ、1.1nV@1kHzの低電圧ノイズとTHD+N-136dBの低歪な特性を持ち、クリーンな信号増幅を実現。

電源の安定化のために470mFの容量をもつ極薄ラミネートタイプのスーパーキャパシターを搭載。リニアテクノロジー社のLDOアーキテクチャを採用した超低ノイズで、高いPSRR(電源リップル除去能力)の電圧リニアレギュレータを採用することで、10Hz~100kHzの周波数帯域で0.8μVRMSの低RMSノイズを実現し、DACチップに安定したクリーンな電力が供給できるという。

音声出力端子は、2.5mm/3.5mm/4.4mmのヘッドホン出力に加え、6.3mmヘッドホン出力を搭載。変換アダプタを使わずに、6.3mmステレオ標準端子のヘッドホンを利用できる。3.5mm/4.4mm端子はライン出力端子としても利用可能。

RCA同軸入出力端子も装備し、外部からS/PDIF信号を入力して、M17をDACとして使用したり、トランスポートとして使用したりすることもできる。USB-C端子は、デジタルオーディオ出力に特化したUSB 2.0と、データ転送と充電に特化したUSB 3.0を1系統ずつ備えている。

XMOS製USBコントローラーチップ「XUF208」を搭載し、USB-C端子からの入出力においては、768kHz/32bitまでのPCMとDSDのネイティブ再生に対応する。

基板間の干渉を防ぐため、アナログ部とデジタル部を物理的に分離した設計を採用。限られた内部スペースに効率的に基板レイアウトを行ない、高導電性銅合金シールドを施すことで、内部および外部からのアナログオーディオ信号への電波干渉を大幅に低減しているという。

ジッター対策として日本電波工業製フェムト・クロック水晶発振器を2基搭載。ジッターをフェムト秒(1,000兆分の1秒)クラスまで抑制した極めて高い精度で、クロック波形の位相雑音も-140dBc/Hz(オフセット周波数1kHz時)を実現。FiiOが開発したFPGAのクロック管理アルゴリズムと組み合わせ、極限の低ジッター環境と高精度なクロック信号をDACチップに供給できるとしている。

Fiio M17

M17は大きな消費電力を必要とするため、各部からの放熱も効果的に行なえるよう、筐体はH型の断面形状にレイアウトされ効果的なエアフローを獲得。さらにVC液冷技術を採用し、継ぎ目のないCNC切削によるアルミ合金製ユニボディフレームへ熱を伝えることで、効率的に放熱するとしている。

Qualcomm製SoC「Snapdragon 660」を搭載。動画再生やゲームなどの重いタスクを処理できる能力を備えながら、音楽再生時は超低消費電力で動作することで、長時間に及ぶ連続再生を実現したとする。

バッテリー使用時の連続再生時間は約10時間。USB-Cからの急速充電に対応し、充電時間はQC急速充電で約4.5時間。DC給電による充電も可能。なお、電源接続時は満充電の継続によるバッテリー劣化を低減する制御も行なう。

Fiio M17

BluetoothチップにはQualcomm製「QCC5124」を採用し、コーデックは送信ではSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACに対応。受信では、送信のコーデックに加え、aptX LL、aptX Adaptiveにも対応。

メモリ容量は4GB、ストレージ容量は64GB。microSDカードスロットを備えるほか、最大2TBまでの外付けHDDも接続できる。インセル方式タッチパネルの5.99型ディスプレイを装備し、解像度は1,080×2,160ドット。そのほか、MQA音源の8xデコードに対応する。

対応インピーダンスは16Ωから600Ωで、出力は16Ω負荷時1.5W以上、32Ω負荷時3W以上、300Ω負荷時500mW以上。

サイズは約156.4×88.5×28mm(縦×横×厚さ)。重量は610g。DCアダプター、AC電源ケーブル、ファン付き冷却スタンド、レザーケース、USB-A to Cケーブルなどが付属。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は242,000円前後。

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