AT-ART20

鉄心型MCカートリッジのフラッグシップモデル【AT-ART20】を4月15日に発売する。

ART(Audio-Technica Reference Transducer)型番に冠したモデルとして、「空芯型が得意とする生々しい演奏の表現力を鉄芯型でも実現させること。これらを命題に、ARTの名に恥じない鉄芯型のカートリッジとして開発した」という。

最高峰のMCカートリッジとして「圧倒的な情報量や解像度を持ちながら、同時に音楽の表現力も持ち合わせている。一音一音を大切にしながら音のつながりも滑らか、演奏者の呼吸や楽器がホールに響き消えていく様子を余さず表現できるため、音楽ジャンルを問わずリアリティのある音場をご体感いただける」という。

ターミナルピンの金メッキは、金メッキ部分の厚みを従来品の約30倍に増すことで、接触抵抗の低減と音質強化を図った。ベースにはシリーズで定評のあるアルミニウムを、ハウジングには同シリーズ初となるチタニウムを、アンダーカバーには同じく初となるエラストマーをそれぞれ採用。異素材を組み合わせて、共振を抑制している。

AT-ART9XIの磁気回路をベースに、フロントヨークを0.6mm厚くすることで磁束密度を向上。発電効率を上げることで、よりリアリティのある音質を実現している。また、コイルの巻き数やインピーダンスを変えることなく、15%以上の出力電圧の効率化を図っている。

フラッグシップモデル「AT-ART1000」と同様に、ダイヤモンドチップを固定するチップ補強板にはチタニウムを採用。軽量化を図り、高域特性を改善している。

無垢特殊ラインコンタクト針を採用。ボロンカンチレバーの先端からコイルまで、支点に向けて段階的に太くなるステップドパイプ構造も採用。カンチレバーとアーマチュアの接続部が二重構造となるため剛性が高まり、カンチレバーの強度の向上とともに不要な振動を抑制する。針圧は1.6~2.0g(1.8g標準)、コイルインピーダンスは12Ω(1kHz)。

美しい曲面を描く有機的なデザインを採用。100年以上の歴史がある福井県鯖江市の眼鏡産業で培われた切除加工技術や研磨技術が生かされているという。高度な切削技術も掛け合わせ、チタニウムの肉薄化を可能にしたことで、大幅な軽量化も実現。重量は9g。

価格は330,000円。

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