DHT-S217

サウンドバーでありながら「ピュアでストレート」なサウンドを追求した「DHT-S216」の後継機種として、新たにDolby Atmosをサポートしたデュアルサブウーハー内蔵サウンドバー【DHT-S217】を5月中旬に発売する。

「DHT-S216」と同様に、デノンのサウンドマスター・山内慎一氏が開発の初期から関わった製品。

SoCなどのデジタルオーディオ回路については、上位のサウンドバー「DHT-S517」に搭載しているのと同じもの。「DHT-S517」と比べても、【DHT-S217】ではSoCに取り付けているヒートシンクをより小型化した。【DHT-S217】は、筐体の左右にポートを設けたバスレフ方式で、筐体内の空気の流れを冷却に活用できるため、ヒートシンクも小型化が可能になっている。

【DHT-S217】はロスレスであるDolby TrueHDベースのAtmosに対応しているため「ロスレスという新しいステージに突入したサウンドバー」としている。山内氏がサウンドチューニングを担当し、Hi-FiコンポやAVアンプと同様の厳格な音質評価と、チューニングを実施。山内氏が掲げるフィロソフィー「Vivid & Spacious」サウンドを実現したという。

基本的な構造や筐体サイズ、搭載しているユニットやその個数もS216と同じ。Dolby Atmosイネーブルドスピーカーは搭載していない。しかし、Atmosのハイト音声をデジタル信号処理することで、ハイトスピーカーやDolby Atmosイネーブルドスピーカーが無くても、より臨場感のある再生ができるというDolby Atmos Height Virtualizerを備えている。

DHT-S217
DHT-S217

また、ステレオや5.1ch、7.1chの音源を再生する場合も、立体的な3Dサウンドにアップミックスして再生できる。ただし、後述する「Pureモード」の選択中はアップミックス処理は行なわない。

スピーカーユニットは、前面の左右端に25mm径のツイーター、45×90mmの楕円形ミッドレンジを各2基搭載。中央付近に、下向きに75mm径のサブウーファーを2基搭載している。

定在波を防ぐために、平らな面をなるべく作らないように設計されているほか、抜けをよくするためにバスレフポートの開口部を広く開けている。開けすぎると剛性が低下するため、最適なバランスを取ったという。

脚部も改良。従来よりも20%、約1mm高くなっている。これにより、低域の抜けの良さを改善したという。

電源部も、「DHT-S517」と同等の強力なものを搭載。パワーアンプの出力と不釣り合いなほど強力なもので、安定動作に寄与している。

DHT-S217
DHT-S217

入力端子は、4K対応のHDMI入力、光デジタル入力、AUX入力を各1系統装備。HDMI ARC/eARC対応テレビと接続する場合は、HDMIケーブル1本で接続できる。出力は、4K対応HDMI、サブウーファー出力を各1系統備える。ACケーブルは着脱式。

対応音声フォーマットは、リニアPCM 7.1ch、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC。新4K/8K衛星放送で使用されているMPEG-4 AACのデコードが可能。。

また、Bluetooth受信機能も備えており、Bluetoothスピーカーとして使うことも可能。対応コーデックはSBC。

サウンドモードは、映画館のような臨場感のあるサウンドが体感できるという「Movieモード」、コンサートホールのような臨場感が楽しめる「Musicモード」、夜間などで音量を控えめにした時でも、小さな音が聞き取りにくくならない「Nightモード」を用意。

さらに、「DHT-S216」からの特徴である「Pureモード」も搭載。サウンドモードやバーチャルサラウンド処理をバイパスし、増幅回路に入力する、音の純度が最も高くなるモード。

サイズは890×120×67mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.6kg。リモコンも付属する。カラーはブラック。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,700円前後。

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