
完実電気は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載し、スティック型だが、イヤーピースを装着する形状のBang & Olufsen製完全ワイヤレスイヤホン【Beoplay EX】を販売した。
9.2mm径のフルレンジドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン。
音質面では、トーンマイスターと40人いるという音響エンジニアチームが音響設計を担当。様々な音を聞きながらチューニングし、「曲全体の再現性を重視した」という。
構成としては、従来比で35%大きくなった9.2mmのダイナミック型ドライバーを搭載。ドライバー、筐体、DSPを用いた信号処理にこだわると共に、利便性と嗜好性を共存させたというデザインや、様々なシーンに対応できる作り込みを高めたとする。
スティック型とする事で、より大口径のドライバーを採用。マイクなど、音楽再生以外のパーツをスティック部分に逃がすことで、音質を追求。同時に、スティック部分は装着安定性を高めたり、イヤホンの位置を調整する時に、タッチで操作するハウジングに触らず、スティック部分をつまんでイヤホンを微調整する事も可能という。さらに、ビームフォーミングマイクを使うことで、通話音質も高めた。
ハウジング部分の中央はタッチ操作領域で、それを囲むようにアルミニウムを使ったリングを配置。デザインアクセントとしながらも、リングで凹凸を作る事で誤操作の防止も兼ねている。
Bluetooth 5.2に準拠で、コーデックは、SBC/AAC/aptX Adaptiveに対応。AAC接続でANCを使った場合、連続再生時間は最大6時間。充電ケースを含めると最大約20時間使用できる。充電ケースはアルマイト仕上げのアルミニウム製で堅牢性が高い。
IP57認定の防塵・防滴性能も備えており、雨の中での使用や、スポーツでも使えるという。
イヤホンの充電時間は1.5時間で、ANCオン/AACコーデック時で最大6時間の再生に対応。20分の充電で2時間の利用することも可能だ。加えて、充電ケースを併用すれば、最大約20時間の再生に対応する。
このほか主な仕様は、ANCオフ/AACコーデック時の再生時間が最大8時間(イヤホン単体)/最大約28時間(ケース併用時)、ケースの充電時間は約2時間(充電ケース)。
サイズおよび重量は、イヤホンが22.5×22.7×34.8mm(幅×奥行き×高さ)、左右各約6g。充電ケースが66.2×22.1×28.1mm(幅×奥行き×高さ)、約53g。
カラーはアンスラサイト・オキシジェン、ゴールド・トーン、ブラック・アンスラサイトの3色展開。ゴールド・トーンが5月12日、ブラック・アンスラサイトが6月2日に販売予定。
価格は39,900円。