MOMENTUM 4 Wireless

ゼンハイザーは、ワイヤレスヘッドホンのフラッグシップモデルとなる【MOMENTUM 4 Wireless】を発表した。

前モデル「MOMENTUM Wireless」から、音質・機能面、フィット感、デザイン面にいたるまで、すべてを再構成したという新フラッグシップモデル。音質面では、ゼンハイザーのエンジニアが開発した42mm径のドライバーを採用している。ドライバーの基幹パーツのひとつである振動板には、新素材を採用し、音質面と耐久性を向上させた。

このドライバーは、歪みを最小限にし、低音から精細な高音、細部まで豊かに描くという。再生周波数帯域は6Hz~22kHz。バッフル部分の角度を調整し、サウンドがやや前方から届くように工夫されており、特に高域がユーザーの耳に届きやすいように進化。スピーカーで聴いているような環境を再現する。バッフルには制振性を高める要素も組み込まれた。

チップは、Bluetooth用のクアルコムチップに加え、DACとアクティブノイズキャンセリング(ANC)の担当するチップも搭載。これにより、全体のパフォーマンスを効率化し、音の質が大幅に向上したという。

前モデルから内蔵マイク数も8基に増え、ノイズキャンセリング性能と通話性能も強化された。前モデルでは搭載マイクの一部がANC機能と通話機能を兼用していたが、新モデルでは、それぞれのマイクを各機能に特化させており、パフォーマンスも向上している。マイクはゼンハイザーのヘッドホンでは初めてMEMSマイクとなり、ヘッドフォン自体からのノイズを低減。ノイズカット性能も大きく向上した。

ANCは、フィードフォワードとフィードバック方式を組み合わせたハイブリッド式。ANC用マイクはイヤーカップ外側に1基、内側に1基の片側2基、左右合計4基を搭載している。このうち外側のANC用マイクはデザイン段階で設置位置を最適化。空気の乱れを抑制するために角やエッジを最小限にして、風切り音やノイズが入りにくい場所に設置している。

さらに周囲の騒音にあわせてノイズキャンセリングを自動調整するアダプティブノイズキャンセリングも実装。イヤーパッドの形状も一新され、厚みをスリムにしながらも遮音性を高めている。イヤーパッドの表面素材は従来のシープスキンから、ヴィーガンレザーに変更された。

周囲の音を取り込む外音取り込み機能も利用でき、タッチ操作で簡単に切り替えができる。スマートフォン用アプリ「Smart Control」からはノイズキャンセリングのアダプティブ機能をオフにすることができ、オフにすればノイズキャンセリングと外音取り込みのバランスを好みに合わせてシームレスに調整できる。

通話用マイクは従来の2基から片側2基の計4基に増加。MEMSマイクによるデジタルビームフォーミングと独自アルゴリズムを用いて、4つのマイク信号をつなぎ、すべてのマイクが同時に作動して音声を集音する。通話時には自動で風切り音のノイズを抑制する。

イヤーカップにはタッチコントロール機能も搭載。音楽、通話、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込の切り替えを、右のイヤーカップをタップ、スライド、ピンチ、ズームするだけで操作できる。

「良い音を届けるため」に、装着感を追求して、新たなデザインを採用。重さは10g軽量化されて約293gとなり、本体のヘッドバンド内側にはシリコンカバーのクッションを配し、ヘッドバンドクッション部のセンターに小さなくぼみを入れることで、つけ心地を改善。イヤーカップは自由に旋回するヒンジと伸縮アームで圧迫感を軽減する。ヘッドバンド部にはファブリック地を採用した。

装着時、ヘッドホン本体と頭の接地面を増やすことで、重量を均等に分散し、頭全体にかかる圧力を分散するように設計。ヘッドバンド全体の圧迫感も軽減し、「短時間から長時間リスニングまで、自宅でゆったり過ごす時間や移動中、全てのシーンでファーストクラスの快適さを発揮する」という。本体はフラットに折りたたむことができ、鞄やバックパックへの収納もスリムで、首にかけた際も邪魔にならない。

ヘッドホンを外すと自動で再生が停止し、装着すると再生を再開するスマートポーズ機能を搭載。また電源はヘッドフォンを持つだけで自動でオンになり、使わない状態で15分放置すると自動でオフになるオートオン/オフ機能も備えた。本体に備えたボタンを押すことで手動での電源オン/オフも可能。

バッテリー持続時間はANCオン時で最大60時間。5分の充電で最大4時間再生できる急速充電も利用できる。満充電までの時間は2時間。

Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveをサポートする。

重量は約293kg。キャリーケースやUSB-Cチャージングケーブル、1.2mのオーディオケーブル、航空機用アダプターが付属する。

ホワイトとブラックの2色を用意し、ホワイトは8月23日、ブラックは9月下旬発売予定。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,890円前後。

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