
アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」シリーズから、ロボット掃除機のエントリーモデル【ルンバ i2】を販売した。
従来の最安値モデル「ルンバ e5」の後継機種。清掃パターンやアプリの使い勝手が進化し、同社史上最高のコストパフォーマンスを誇るロボット掃除機としている。
「ルンバ e5」と比べて、フロアトラッキングセンサーをはじめとする各種センサーが大きく進化。「ルンバ e5」は壁を感知すると方向転換するランダム走行だったのに対し、【ルンバ i2】は距離を把握しながら各部屋を移動。無駄のない動きでe5よりも効率的で素早く掃除を終えることが可能となり、対応する部屋数も「1~2部屋」から「3~4部屋」へと向上。

アプリで使える機能も拡大。e5では清掃完了後のマップを確認できなかったが、i2は清掃した範囲が「iRobot Home」アプリに表示され、清掃エリアや清掃時間などの詳しい情報を確認可能に。さらに床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」との連携運転にも新たに対応する。


独自の「AeroForce 3段階クリーニングシステム」を搭載。部屋の角のゴミまでかき出すエッジクリーニングブラシと、回転方向の異なる2本のブラシを組合せたゴム製デュアルアクションブラシを備える。吸引力は「ルンバ 600」シリーズの10倍で、上位機のj7やi3と同等のパワーリフト吸引により、大きなゴミから微細なハウスダストまで確実に取り除くとしている。
清掃時は光学式マウスに似た技術を用いたフロアトラッキングセンサーによるナビゲーションや、タイヤの回転数などで自己位置を特定。カメラセンサーがなくても移動距離を把握しながら各部屋を移動し、無駄なく直線的かつ効率的に清掃するという。
バッテリー残量が少なくなると、自動でホームベースに戻り充電。その後、中断したところから再開し、最後まで掃除する。
アプリ「iRobot Home」では、外出先からの遠隔操作やスケジュール設定、家を離れたら掃除を開始するなどのトリガー設定が可能。また「Clean Map レポート機能」により、清掃したエリアをマップで表示。清掃完了時にはスマートフォンに通知が届き、清掃状況の確認もできる。なお、アプリ上で清掃エリアの指定はできない。
e5 | i2 | i3/i3+ | j7/j7+ | |
---|---|---|---|---|
吸引力(ルンバ600の何倍か) | 約5倍 | 約10倍 | 約10倍 | 約10倍 |
清掃範囲の目安 | 1~2部屋 | 3~4部屋 | 3~4部屋 | 5部屋以上 |
清掃パターン | ランダム | 直線的 | 直線的 | 直線的 |
自動充電・自動再開 | × | 〇 | 〇(スマート充電) | 〇(スマート充電) |
Imprintリンク | × | 〇 | 〇 | 〇 |
障害物を認識・回避 | × | × | × | 〇 |
部分清掃・進入禁止エリア | × | × | × | 〇 |
部屋を指定して清掃 | × | × | 〇 | 〇 |
音声アシスタント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャイルド・ペットロック | × | × | × | 〇 |
このほか、清掃時間の長さを指定し、15分間だけ掃除させるといったことが可能な「タイムリミット」機能や、夜間など掃除させたくない時間帯を指定する「サイレントモード」も用意する。
Google アシスタントやAmazon Alexa、Siri ショートカットによる音声操作に対応。このほか、掃除が終わったら床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」の拭き掃除を開始させる連携機能も追加された。
なお、上位モデルの「ルンバ j7+」「ルンバ i3+」などに付属するクリーンベース(自動ゴミ収集機)は付属せず、別売で用意する。
価格は39,800円。
