Java | 2週間で身につく、アプリを作りながら学ぶJavaの基本 - 1日目

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1日目のゴールとテーマ

1日目のテーマは
「Javaの“型にはまった書き方”に慣れながら、最初の小さなアプリを動かす」 です。

Pythonと違って、Javaは「決まりごと」が多い言語です。
最初は少し堅苦しく感じるかもしれませんが、その分「構造がはっきりしていて、大きなアプリを作りやすい」という強みがあります。

今日はまず、

Javaプログラムの基本構造
クラスと main メソッドの意味
画面に文字を出す
変数を使って簡単な“ミニアプリ”を書く

ここまでを、ゆっくりかみ砕いていきます。


Javaプログラムの全体像をざっくりつかむ

「Javaは“クラスの中に全部を書く”言語」

Javaのコードは、必ず「クラス」という単位の中に書きます。
そして、そのクラスの中に「プログラムのスタート地点」となる main メソッドを置きます。

最小限の Java プログラムは、こんな形です。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("こんにちは、Java!");
    }
}
Java

これを初めて見ると、
「public とか class とか main とか、呪文が多すぎない?」
と感じると思います。

今日は、この1行1行の意味を、ちゃんと日本語に翻訳していきます。
「よく分からないけどコピペ」ではなく、「ああ、こういう決まりなんだ」と理解してほしい。


クラス宣言を分解して理解する

public class Main { ... } の意味

最初の行はこうなっています。

public class Main {
Java

ここには3つの要素があります。

class
これは「クラスを定義します」というキーワードです。
Javaでは、コードは必ずクラスの中に書きます。
クラスは「設計図」だと思っておいてください。
今日はまだ“設計図っぽさ”はあまり出てきませんが、後半で効いてきます。

Main
これはクラスの名前です。
慣習として、クラス名は先頭を大文字にします。
ファイル名も Main.java のように、クラス名と合わせるのが基本です。

public
これは「このクラスは外からも見えるようにします」という意味の修飾子です。
今は「Javaの決まりとして、入口になるクラスにはだいたい付いている」と思っておけばOKです。

そして、最後の { は「ここからクラスの中身が始まるよ」という合図です。
対応する } までが、このクラスの“体”になります。


mainメソッドは「プログラムのスタート地点」

public static void main(String[] args) を怖がらない

次に、これです。

public static void main(String[] args) {
Java

ここが、Javaプログラムのスタート地点です。
Javaは「プログラムを実行するとき、まずこの main メソッドから始める」というルールを持っています。

一気に全部理解しようとするとしんどいので、要点だけ押さえます。

void main(...)
main がメソッド名です。
「ここからプログラムが始まる」という特別な名前です。
void は「何も値を返さない」という意味です。
「終わったら結果を返す」というタイプのメソッドもありますが、main は「とにかく動いて終わるだけ」です。

String[] args
これは「コマンドライン引数」と呼ばれるものを受け取るための引数です。
今日は使いません。
「main メソッドには、こういう形の引数が必ず付いている」と覚えておけば十分です。

public static
ここは正直、1日目で完全に理解する必要はありません。
ざっくり言うと、

public
→ 「どこからでも呼び出せる」

static
→ 「クラスにくっついているメソッド(インスタンスを作らなくても呼べる)」

くらいのイメージでOKです。

大事なのは、「Javaの入口は public static void main(String[] args) という形で書く」という“型”を体で覚えることです。


画面に文字を出す:printlnの基本

System.out.println を使ってみる

Javaで画面(コンソール)に文字を出すには、こう書きます。

System.out.println("こんにちは、Java!");
Java

これも分解してみましょう。

System
Javaが最初から持っているクラスの1つです。
「システム全体に関わる機能」がいろいろ入っています。

out
System クラスの中にある「標準出力(コンソール出力)」を表すオブジェクトです。
「画面に出すための窓口」だと思ってください。

println
out が持っているメソッドです。
「文字を表示して、最後に改行する」という意味です。

つまり、System.out.println(...)
「システムの標準出力に、文字を1行出す」
という命令です。

文字列は "..." で囲みます。
日本語でも英語でもOKです。


最初の「ミニアプリ」を作ってみる

自己紹介アプリ(超シンプル版)

いきなり大きなアプリではなく、
まずは「自分の自己紹介を出すだけ」のミニアプリを書いてみましょう。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("=== 自己紹介アプリ ===");
        System.out.println("名前: 山田太郎");
        System.out.println("年齢: 25歳");
        System.out.println("好きなこと: プログラミングとコーヒー");
    }
}
CSS

このプログラムを実行すると、コンソールに

=== 自己紹介アプリ ===
名前: 山田太郎
年齢: 25歳
好きなこと: プログラミングとコーヒー

のように表示されます。

ここでのポイントは、「Javaの基本形に慣れる」ことです。

クラス宣言
main メソッド
System.out.println

この3つが、今日の主役です。


変数を使って“値に名前をつける”

「同じ値を何度も書かない」ための仕組み

次のステップとして、「変数」を使ってみましょう。
変数は「値に名前をつけて、あとから何度でも使えるようにする仕組み」です。

Javaでは、変数を使うときに「型」を一緒に書きます。
例えば、年齢を表す変数はこう書きます。

int age = 25;
Java

ここでの意味は、

int
→ 整数(小数点なしの数)を表す型

age
→ 変数の名前(自分で決める)

= 25;
→ 「age に 25 を入れる」

です。

文字列(文章)を表す変数は、こう書きます。

String name = "山田太郎";
String hobby = "プログラミングとコーヒー";
Java

String は「文字列」を表す型です。
"..." で囲んだものを代入します。


変数を使った自己紹介アプリ

値を変えやすく、読みやすくする

さっきの自己紹介アプリを、変数を使って書き直してみます。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        String name = "山田太郎";
        int age = 25;
        String hobby = "プログラミングとコーヒー";

        System.out.println("=== 自己紹介アプリ ===");
        System.out.println("名前: " + name);
        System.out.println("年齢: " + age + "歳");
        System.out.println("好きなこと: " + hobby);
    }
}
Java

ここで新しく出てきたのが、+ です。

"名前: " + name
これは、「文字列と変数をくっつける」という意味です。
Javaでは、文字列同士、または文字列と他の値を + でつなぐと、
ひとつの長い文字列になります。

例えば、

"年齢: " + age + "歳"

は、age が 25 のとき、

"年齢: 25歳"

という文字列になります。

変数を使うメリットは、

値を変えたいときに、上のほうの1か所を直せばいい
コードを読んだときに、「これは名前」「これは年齢」と意味が分かる

というところにあります。


簡単な「計算アプリ」を作ってみる

Javaで足し算をしてみる

次は、数字を扱ってみましょう。
とてもシンプルな「合計金額計算アプリ」を書いてみます。

例えば、「コーヒーが1杯 350円で、3杯買ったらいくらか」を計算するプログラムです。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        int price = 350;
        int count = 3;

        int total = price * count;

        System.out.println("1杯の値段: " + price + "円");
        System.out.println("個数: " + count + "杯");
        System.out.println("合計金額: " + total + "円");
    }
}
Java

ここでのポイントを整理します。

int price = 350;
→ 1杯の値段を表す整数の変数

int count = 3;
→ 個数を表す整数の変数

int total = price * count;
* は掛け算
→ 350 × 3 の結果(1050)が total に入る

Javaでは、+ - * / で基本的な四則演算ができます。
Pythonと似ていますが、「変数の型を最初に宣言する」という点が違います。


Javaの「型」を少しだけ意識してみる

int と String の違い

1日目のうちに、型について全部理解する必要はありません。
ただ、「Javaは型にうるさい言語だ」という感覚だけは持っておいてほしいです。

今日出てきた型は2つです。

int
→ 整数(例:1, 0, -5, 100)

String
→ 文字列(例:”こんにちは”, “Java”, “25歳”)

Javaでは、変数を宣言するときに必ず「型」を書きます。

int age = 25;
String name = "山田太郎";
Java

そして、型が合わないことをすると、コンパイルエラーになります。

例えば、こんなコードはエラーです。

int age = "25";      // 数字なのに "" で囲んでいる → 文字列扱い → 型が合わない
String name = 123;   // 文字列型なのに、数字をそのまま入れている
Java

最初はエラーにたくさん出会うと思います。
でも、それは「Javaがちゃんとチェックしてくれている」ということでもあります。
エラーを見て、「あ、型が合ってないのか」と少しずつ慣れていきましょう。


1日目のミニアプリ:簡易レシート表示アプリ

自己紹介と計算を組み合わせる

最後に、今日の内容を少しだけまとめたミニアプリを作ってみます。

テーマは「レジで出てくるレシートっぽい表示」です。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        String shopName = "コーヒーショップ Java";
        String itemName = "ブレンドコーヒー";
        int price = 350;
        int count = 3;

        int total = price * count;

        System.out.println("=== レシート ===");
        System.out.println("店名: " + shopName);
        System.out.println("商品: " + itemName);
        System.out.println("単価: " + price + "円");
        System.out.println("数量: " + count + "杯");
        System.out.println("--------------------");
        System.out.println("合計: " + total + "円");
        System.out.println("ご利用ありがとうございました。");
    }
}
Java

このプログラムはまだ「入力」も「条件分岐」もありません。
でも、

クラスと main の形に慣れる
変数を使って値に名前をつける
計算結果を表示する
文字列と数値を + でつなぐ

という、Javaの基礎のかなり大事な部分を一通り通っています。


1日目で一番大事な感覚

「Javaは“型にはまった書き方”を覚えるところから始まる」

今日あなたに持ってほしい感覚はこれです。

Javaは、Pythonに比べると「お作法」が多い。
でも、そのお作法は「大きなアプリを安全に作るための骨組み」でもある。

クラスの中に書く
main から始まる
変数には型を書く
System.out.println で出力する

このあたりの“型”に、まずは体を慣らしていくことが、Javaの最初の一歩です。


1日目のまとめと、2日目への予告

1日目でやったことを短くまとめると、

Javaプログラムは public class クラス名 { ... } の中に書く
入口は public static void main(String[] args) という形で決まっている
System.out.println で画面に文字を出せる
intString で変数を宣言し、値に名前をつけられる
+ - * / で簡単な計算ができる

2日目は、ここに「入力」と「条件分岐」を足していきます。
つまり、「ユーザーの入力に応じて動きが変わるアプリ」を作り始めます。

今日書いたレシートアプリも、
「個数をユーザーに入力してもらう」ようにすると、一気に“アプリ感”が増します。
その一歩を、明日一緒に踏み出しましょう。

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