- word-break は「単語のどこで折り返すか」をコントロールするプロパティ
- word-break の基本種類と挙動
- 例1:英語の長い単語を途中で折り返す(break-all)
- 例2:URL やメールアドレスを強制的に折り返す(break-all)
- 例3:日本語の文章は normal が最適(自然な折り返し)
- 例4:テーブルのセルで長い文字列を折り返す(管理画面で必須)
- 例5:ボタン内の英語を折り返さない(nowrap と組み合わせ)
- word-break と white-space の関係(ここが一番大事)
- Tailwind の word-break クラス一覧
- 実務テンプレート:用途別の最適な word-break 設計
- まとめ
word-break は「単語のどこで折り返すか」をコントロールするプロパティ
テキストが枠からはみ出すとき、
どこで折り返すか(または折り返さないか) を決めるのが word-break です。
特に日本語・英語・URL・長い英単語・メールアドレスなど、
言語や文字種によって折り返し方が変わるため、
UI デザインでは必須のテクニックです。
ここでは CSS と Tailwind CSS の両方で、
初心者でも迷わないように例題を交えて丁寧に解説します。
word-break の基本種類と挙動
normal(デフォルト)
- 英語:単語単位で折り返す
- 日本語:どこでも折り返せる
- URL:折り返しにくい(はみ出しやすい)
break-all
- 英語:単語の途中でも折り返す
- 日本語:どこでも折り返す
- URL:強制的に折り返す(便利)
keep-all
- 英語:単語単位で折り返す
- 日本語:折り返しを極力しない(韓国語向け)
- 日本語サイトではほぼ使わない
例1:英語の長い単語を途中で折り返す(break-all)
CSS 版
.break-all {
word-break: break-all;
}
CSS<p class="break-all">
supercalifragilisticexpialidocious
</p>
HTML→ 単語の途中で折り返されるため、レイアウトが崩れない。
Tailwind 版
<p class="break-all">
supercalifragilisticexpialidocious
</p>
HTML深掘りポイント
英語の長い単語は normal だと折り返されず、
横スクロールが発生して UI が壊れます。
break-all は「英語の長い単語対策」として非常に重要です。
例2:URL やメールアドレスを強制的に折り返す(break-all)
CSS 版
.url {
word-break: break-all;
}
CSS<p class="url">
https://example.com/this/is/a/very/very/very/long/url
</p>
HTMLTailwind 版
<p class="break-all">
https://example.com/this/is/a/very/very/very/long/url
</p>
HTML深掘りポイント
URL は「スラッシュやドットの位置でしか折り返せない」ため、
normal のままだとほぼ折り返されません。
管理画面・チャット・コメント欄では break-all が必須です。
例3:日本語の文章は normal が最適(自然な折り返し)
CSS 版
.jp-text {
word-break: normal;
}
CSS<p class="jp-text">
日本語はどこでも折り返せるため、normal が最も自然です。
</p>
HTMLTailwind 版
<p class="break-normal">
日本語はどこでも折り返せるため、normal が最も自然です。
</p>
HTML深掘りポイント
日本語は単語の区切りが明確ではないため、
normal のままで自然な折り返しになります。
break-all を使うと逆に読みにくくなることがあります。
例4:テーブルのセルで長い文字列を折り返す(管理画面で必須)
CSS 版
.table-cell {
max-width: 200px;
word-break: break-all;
}
CSS<td class="table-cell">
verylongfilename_with_no_spaces_2026_version_final_final.pdf
</td>
HTMLTailwind 版
<td class="max-w-[200px] break-all">
verylongfilename_with_no_spaces_2026_version_final_final.pdf
</td>
HTML深掘りポイント
テーブルは横幅が限られるため、
長い文字列を break-all で折り返さないと UI が崩れます。
例5:ボタン内の英語を折り返さない(nowrap と組み合わせ)
CSS 版
.button {
white-space: nowrap;
word-break: keep-all;
}
CSSTailwind 版
<button class="whitespace-nowrap break-keep px-4 py-2 bg-blue-600 text-white rounded">
Download Now
</button>
HTML深掘りポイント
ボタンは折り返すと高さが変わり UI が崩れるため、
nowrap × keep-all が最適です。
word-break と white-space の関係(ここが一番大事)
white-space が優先される
例えば:
white-space: nowrap;
word-break: break-all;
CSS→ 折り返し禁止(nowrap)が優先されるため、break-all は効かない。
よくある組み合わせ
1行省略(truncate)
white-space: nowrap;overflow: hidden;text-overflow: ellipsis;- word-break は不要
複数行省略(line-clamp)
overflow: hidden;display: -webkit-box;-webkit-line-clamp: N;- word-break: break-all を追加するとより安定
Tailwind の word-break クラス一覧
break-normal → word-break: normal
break-words → word-break: break-word(非標準だが便利)
break-all → word-break: break-all
break-keep → word-break: keep-all
特に break-words は Tailwind 独自で便利です。
実務テンプレート:用途別の最適な word-break 設計
日本語本文(自然な折り返し)
<p class="break-normal leading-relaxed">
日本語の文章は normal が最適です。
</p>
HTML英語の長い単語・URL(強制折り返し)
<p class="break-all">
https://example.com/verylongurl/verylongurl/verylongurl
</p>
HTMLタイトル(折り返し禁止+省略)
<h2 class="truncate whitespace-nowrap break-keep font-semibold">
とても長いタイトルがここに入ります
</h2>
HTMLテーブルセル(長い文字列対策)
<td class="max-w-[180px] break-all">
verylongfilename_2026_final_final.pdf
</td>
HTMLまとめ
word-break は
「どこで折り返すか」をコントロールするタイポグラフィの基礎技術 です。
ポイントは次の通りです。
- 日本語 → normal
- 英語の長い単語 → break-all
- URL・メールアドレス → break-all
- ボタンやタイトル → keep-all × nowrap
- テーブル → break-all
- Tailwind は break-all / break-normal / break-keep / break-words が便利


