主な内容の要点
1. JavaScript における文字列(String)
JavaScript では、文字列は UTF-16(16ビット Unicode)で内部的に格納される。
- ソースコード自体は UTF-8 等で保存しても良い。
2. 文字列リテラルの記述方法
文字列を扱う際は、シングルクォーテーション ('…') またはダブルクォーテーション ("…")で囲って記述する。
シングル/ダブルいずれでも同じ文字列となる(機能的な差異はない)。
空文字列は '' または "" のように、囲み記号だけを記述する。
ES2015(ES6)以降はテンプレートリテラル(バッククォート `…`)も利用可能。
3. 文字列中にクォーテーションを含めたい場合
文字列にシングルクォーテーションを含めたいなら、文字列をダブルクォーテーションで囲む:
let msg = "Tarou's watch";JavaScript同様に、文字列中にダブルクォーテーションを使いたい場合は、文字列をシングルクォーテーションで囲む:
let msg = '今日が"販売日"です';JavaScriptまたは エスケープシーケンス(バックスラッシュ )を使って記述することもできる:\
let msg = 'Tarou\'s watch';
let msg2 = "今日が\"販売日\"です";JavaScriptこうすると囲みのクォートと混同せずに表現できる。
4. 文字列を途中で改行したい場合
通常、文字列リテラルの途中で改行(Enter キー押下)して書くことはできず、エラーになる。
改行したい位置には、エスケープシーケンス \n を使う。
例:
let msg = 'こんにちは。\n今日はお元気ですね';
console.log(msg);
// 出力:
// こんにちは。
// 今日はお元気ですねJavaScriptなお、テンプレートリテラル(バッククォートを使う方式)では、複数行にわたる文字列をそのまま記述できる。

