JavaScript「文法とデータ型」要点まとめ
1. コメントと空白
- コメントはプログラムに影響しない説明文。
- 一行コメント:
// コメント - 複数行コメント:
/* コメント */
- 一行コメント:
- 空白・改行は基本的に無視される(コードを読みやすくするために自由に使ってOK)。
2. 変数宣言(var / let / const)
| 宣言方法 | スコープ | 再代入 | 特徴 |
|---|---|---|---|
var | 関数スコープ | 可 | 古い書き方。巻き上げ(hoisting)が起きる |
let | ブロックスコープ | 可 | 現代的な書き方。推奨される |
const | ブロックスコープ | 不可 | 定数宣言。再代入できない |
💡 基本ルール
- 変数名(識別子)は英字・
_・$で始める。数字で始めてはダメ。 - 大文字小文字は区別される(例:
dataとDataは別)。
3. スコープ(有効範囲)
- グローバルスコープ:プログラム全体で使える。
- 関数スコープ:関数内で
varによって宣言された変数が有効。 - ブロックスコープ:
let/constの変数が{}内でのみ有効。
🧠 注意:var はブロックを無視して外側でも使える → 意図しない動作の原因になりやすい。
4. 巻き上げ(Hoisting)
varで宣言した変数は、宣言だけ がスコープの先頭に移動したように扱われる。
→ 宣言前でもundefinedとしてアクセスできる。let/constは巻き上げされるが、一時的死のゾーン (TDZ) により宣言前に使うとエラー。
5. データ型の種類
JavaScript の値は大きく分けて2種類:
プリミティブ型(基本型)
| 型名 | 例 | 説明 |
|---|---|---|
| Boolean | true, false | 真偽値 |
| Number | 42, 3.14 | 数値(整数・小数) |
| BigInt | 9007199254740991n | 超大きな整数 |
| String | "Hello" | 文字列 |
| Symbol | Symbol("id") | 一意な識別子 |
| undefined | undefined | 未定義の値 |
| null | null | 「値がない」ことを明示的に示す |
オブジェクト型
- 複数の値をまとめて扱う入れ物。
例:{ name: "Alice", age: 25 } - 配列や関数もオブジェクトの一種。
6. 型変換(Type Conversion)
- JavaScript は「動的型付け言語」なので、変数の型が自動で変わることがある。
+は文字列と数値の両方に使える → 文字列が混ざると結合になる。
例:
"5" + 2 // → "52"(文字列結合)
"5" - 2 // → 3 (数値に変換される)
JavaScript7. リテラル(値の直接表現)
| 種類 | 記法例 |
|---|---|
| 数値 | 123, 3.14, 0xFF |
| 文字列 | "Hello", 'World', `Hi ${name}` |
| 真偽値 | true, false |
| 配列 | [1, 2, 3] |
| オブジェクト | { key: "value" } |
| 正規表現 | /abc+/ |
テンプレートリテラル(`…`)は変数を埋め込める便利な文字列:
const name = "Taro";
console.log(`こんにちは、${name}さん`);
JavaScript8. よくある注意点
varはなるべく使わない(バグの原因になりやすい)。constを基本にして、必要ならlet。==ではなく===を使う。nullとundefinedの違いを区別する。- オブジェクトの中身は
constでも変更できる(再代入は不可)。
まとめ
「
constで守り、letで変え、varは封印。型の違いを知れば怖くない!」
