関数定義とは何か
関数定義とは「処理のまとまりに名前をつけて、あとから呼び出せるようにすること」です。プログラムの中で同じ処理を何度も書く代わりに、関数としてまとめておけば再利用でき、コードがすっきりします。
基本構文と流れ
JavaScript の関数定義は次のように書きます。
function 関数名(引数) {
// 実行したい処理
return 戻り値;
}
JavaScript- 関数名: 関数を呼び出すときに使う名前。
- 引数: 関数に渡す値。必要なければ省略可能。
- return: 関数の結果を返す。返さなくてもよい。
例題で理解する
例題1:あいさつをする関数
function greet(name) {
return `こんにちは、${name}さん`;
}
console.log(greet("太郎")); // こんにちは、太郎さん
console.log(greet("花子")); // こんにちは、花子さん
JavaScript同じ処理を何度も書かずに、名前を変えて呼び出せます。
例題2:足し算をする関数
function add(a, b) {
return a + b;
}
console.log(add(3, 5)); // 8
console.log(add(10, 20)); // 30
JavaScript引数を使うことで、さまざまな値に対応できます。
例題3:条件を含む関数
function checkAge(age) {
if (age >= 18) {
return "成人です";
} else {
return "未成年です";
}
}
console.log(checkAge(20)); // 成人です
console.log(checkAge(15)); // 未成年です
JavaScript関数の中に条件分岐を入れることで、複雑な処理もまとめられます。
関数を使うメリット
コードの再利用
同じ処理を何度も書かずに済むので、効率的です。
読みやすさの向上
「この関数は何をするか」が名前で分かるため、コードの意図が伝わりやすくなります。
保守性が高まる
関数の中身を修正すれば、呼び出し側はそのままで全体が更新されます。
まとめ
- 関数定義は「処理のまとまりに名前をつける」こと。
- 引数で値を受け取り、
returnで結果を返せる。 - 例:あいさつ、計算、条件判定などを関数にまとめると便利。
- 再利用性・読みやすさ・保守性が向上する。
初心者は「同じ処理をまとめて名前をつけるのが関数」と覚えると理解しやすいです。

