JavaScript | 基礎構文:関数 – 引数

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引数とは何か

引数(ひきすう)とは、関数に渡す値のことです。関数は「処理のまとまり」ですが、その処理を柔軟にするために外から値を受け取れるようになっています。引数を使うことで、同じ関数でも違うデータを処理できるようになります。


基本構文と流れ

関数定義のときに () の中に名前を書きます。これが引数です。関数を呼び出すときに、その引数に対応する値を渡します。

function greet(name) {
  return `こんにちは、${name}さん`;
}

console.log(greet("太郎")); // こんにちは、太郎さん
console.log(greet("花子")); // こんにちは、花子さん
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ここでは name が引数です。呼び出すときに "太郎""花子" を渡すことで、結果が変わります。


例題で理解する

例題1:計算に使う引数

function add(a, b) {
  return a + b;
}

console.log(add(3, 5));   // 8
console.log(add(10, 20)); // 30
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ここでは ab が引数です。渡す値によって計算結果が変わります。


例題2:条件判定に使う引数

function checkAge(age) {
  if (age >= 18) {
    return "成人です";
  } else {
    return "未成年です";
  }
}

console.log(checkAge(20)); // 成人です
console.log(checkAge(15)); // 未成年です
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引数 age に渡した値によって、返す結果が変わります。


例題3:複数の引数を組み合わせる

function introduce(name, age) {
  return `私は${name}${age}歳です`;
}

console.log(introduce("太郎", 20)); // 私は太郎、20歳です
console.log(introduce("花子", 15)); // 私は花子、15歳です
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複数の引数を使うことで、より複雑な情報を扱えます。


引数の便利な使い方

デフォルト値を設定する

引数に値が渡されなかった場合のために、初期値(デフォルト値)を設定できます。

function greet(name = "ゲスト") {
  return `こんにちは、${name}さん`;
}

console.log(greet());       // こんにちは、ゲストさん
console.log(greet("太郎")); // こんにちは、太郎さん
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配列やオブジェクトを渡す

引数には数値や文字列だけでなく、配列やオブジェクトも渡せます。

function showUser(user) {
  return `名前: ${user.name}, 年齢: ${user.age}`;
}

console.log(showUser({ name: "太郎", age: 20 }));
// 名前: 太郎, 年齢: 20
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まとめ

  • 引数は「関数に渡す値」で、処理を柔軟にするために使う。
  • 呼び出すときに値を渡し、関数の中でその値を利用できる。
  • 複数の引数やデフォルト値を設定することで、より便利に使える。

初心者は「引数は関数に渡す材料」と覚えると理解しやすいです。

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