レビューで褒められるインクリメントの使い方
では「レビューで“褒められる”インクリメント/デクリメントの使い方(良い例集)」をまとめます。
1. for文の基本形
for (int i = 0; i < list.size(); i++) {
System.out.println(list.get(i));
}
Java- 理由: 誰が見ても一目で「0から順に回している」と分かる。
- レビューで褒められるポイント: 「標準的で読みやすい」「バグが入りにくい」。
2. foreach文を使える場面では foreach
for (String name : names) {
System.out.println(name);
}
Java- 理由: インクリメント不要で安全。
- レビューで褒められるポイント: 「シンプルで意図が明確」「インデックス管理のバグを防いでいる」。
3. 逆順ループの明確な書き方
for (int i = arr.length - 1; i >= 0; i--) {
System.out.println(arr[i]);
}
Java- 理由: 条件が
i >= 0で明確。 - レビューで褒められるポイント: 「境界条件が正しく、最後の要素まで確実に処理できる」。
4. 条件とインクリメントを分ける
int i = 0;
while (i < arr.length) {
System.out.println(arr[i]);
i++;
}
Java- 理由: 条件式に副作用を入れないので読みやすい。
- レビューで褒められるポイント: 「安全で意図が明確」「後から読む人が混乱しない」。
5. カウンタ変数を意味のある名前にする
for (int rowIndex = 0; rowIndex < rows; rowIndex++) {
for (int colIndex = 0; colIndex < cols; colIndex++) {
System.out.println("cell[" + rowIndex + "][" + colIndex + "]");
}
}
Java- 理由:
i, jではなくrowIndex, colIndexにすることで意図が伝わる。 - レビューで褒められるポイント: 「変数名が分かりやすく、可読性が高い」。
6. 条件付きカウントをシンプルに
int count = 0;
for (String s : list) {
if (s.startsWith("A")) {
count++;
}
}
Java- 理由: 条件とインクリメントが分離されていて直感的。
- レビューで褒められるポイント: 「読みやすく、バグが入りにくい」。
まとめ
- 標準的な for文 → 安全で読みやすい
- foreach → インデックス不要なら最適
- 逆順ループ →
i >= 0で境界条件を明確に - 条件とインクリメントを分ける → 可読性アップ
- 意味のある変数名 → チーム開発で褒められる
💡 実務レビューで褒められるのは「小技」ではなく、シンプルで誰が見ても分かる書き方です。
