主な内容の要点
算術演算子とは
算術演算子とは、「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」など、数値を使った基本的な計算をプログラム内で行うための記号(演算子)のことです。
JavaScript では数値はすべて 浮動小数点数 として扱われるため、整数も小数も同じく演算できます。
主な演算子と使い方
以下に、主要な算術演算子6種類とその使い方を分かりやすく説明します。
| 演算子 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
+(加算) | 前後の値を足し算する。数値どうしなら数値の計算。もしどちらかが文字列なら「文字列の連結」になることも。 | 10 + 5 → 154.24 + 6 → 10.24 |
-(減算) | 前の数から後の数を引く。 | 10 - 5 → 57.3 - 14.228 → -6.928 |
*(乗算) | 前後の数を掛け算する。 | 10 * 5 → 50 |
/(除算) | 前の数を後ろの数で割る。 | 10 / 3 → 3.3333… |
%(剰余/余り) | 前の数を後ろの数で割った「余り」を求める。 | 10 % 3 → 1 |
**(べき乗) | 前の数を後ろの数だけ「累乗」する。たとえば 2 の3乗=8。 | 2 ** 3 → 8 |
注意点:小数点がある数での計算
小数(例:0.1, 2.5 など)が含まれる数値で計算をすると、プログラム上「ほんとうは 0.3 のはずが 0.30000000000000004」など、微妙にずれる 誤差 が生じることがあります。
これは、JavaScript が内部で数値を 2進数(コンピュータ用の形式) で扱っており、小数点以下の数が 2進数で表せないためです。
対策のヒント
- 小数を扱うときは、「必要最低限の桁数に丸める(例:小数第2位まで)」処理を入れることがあります。
- また、整数に変換してから計算し、計算後に戻す方法もありますが、この方法でも必ず誤差がなくなるとは限りません。
- プログラムの目的に応じて「誤差が生じても許容できるか」「丸め処理を入れるか」を考えることが大切です。
プログラミング初心者へのポイントまとめ
- 「+」「-」「×」「÷」などの記号を、プログラムでも使えるということを覚えておく。
- 数が整数でも小数でも、JavaScriptでは同じ「数値」として扱う。
- 文字列と数値を混ぜると、「+」が「文字列の連結」になることも。だから、演算する値の型(数値か文字列か)を意識する。
- 小数を使った計算では思わぬ誤差が出ることがあるので、どう扱うか(丸める/許容する/整数化する)を考える。
- 演算子の意味とどう使うか(例:
%は「余り」を求める)を、実際にコードを書いて試してみると理解が深まる。
