Excel関数 逆引き集 | 日付の空白判定 → ISBLANK

Excel
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概要

「このセルに日付が入っているか(空か)」を判定する最短手は ISBLANK 関数です。ISBLANKは“セルが本当に未入力(空)”なら TRUE を返します。注意点は「式で “”(空文字)を返しているセル」は未入力ではないため ISBLANKは FALSEになること。日付の前処理やIF・FILTERの安全運用では、この違いを理解して使い分けます。


基本の使い方

書式

=ISBLANK(セル参照)

セルが未入力なら TRUE、何か入っていれば FALSE。日付型でも文字列でも“とにかく未入力かどうか”の判定です。

例(A2が空か?)

=ISBLANK(A2)

空なら何もしない(IFと併用)

=IF(ISBLANK(A2),"", 処理式)

空のときは空表示、それ以外は処理式(例えば日付計算)を実行。


具体例

空なら“未入力”ラベル、値があればそのまま表示

=IF(ISBLANK(A2),"未入力",A2)

空でなければ“翌営業日”を計算(WORKDAY)

=IF(ISBLANK(A2),"",WORKDAY(A2,1))

空セルを除外して平均(AVERAGEIF)

=AVERAGEIF(A2:A100,"<>",A2:A100)

ISBLANKは関数内条件に直接使えないため、“空白以外”条件は “<>” を使うのが定石。


応用テンプレート

“本当に空”か“空文字”かの判定を厳密に

式で “” を返すセルは ISBLANKでは空と判定されません。文字列として空かを確認するには LEN=0 を併用します。

=OR(ISBLANK(A2), LEN(A2)=0)

COUNTBLANKで空の件数を数える

=COUNTBLANK(A2:A100)

空セル数の集計。式で “” を返すセルも“空”としてカウントされます。

文字列日付の“見た目空白(スペース等)”を除去して判定

=ISBLANK(TRIM(A2))

前後の空白を除去してから判定。完全に空なら TRUE。

空を除外して期間抽出(Microsoft 365のFILTER)

=FILTER(A2:D200, (A2:A200<>"") * (A2:A200>=$F$2) * (A2:A200<=$G$2))

日付が空でない行だけを対象期間で抽出。

安全な日付計算テンプレート(空なら空)

=LET(d, A2, IF(OR(ISBLANK(d),LEN(d)=0),"", EDATE(d,1)))

よくあるつまずきと対策

“”(空文字)と“未入力”の違い

ISBLANKは“未入力”のみTRUE。式で “” を返すセルは“値あり”扱いでFALSE。可視的には空に見えても判定が異なるため、必要に応じて LEN=0 を加えてください。

表示形式で空に見えるケース

条件付き書式や表示形式で空に“見える”だけのセルは、ISBLANKでは空になりません。必ず実値で判定しましょう。

文字列日付の混入

“2025/12/17” の文字列は“空ではない”ためISBLANKはFALSE。計算前に DATEVALUE で日付型へ正規化すると後工程が安定します。

範囲の空チェック

複数セルの空判定は COUNTBLANK を使うと簡潔。1件でも値が入っているかを知りたいなら COUNTBLANK(range)<>ROWS(range) などの組み合わせが有効です。


例題

問題1: A2が“本当に未入力”ならTRUE、何か入っていればFALSEをB2に表示してください。

=ISBLANK(A2)

問題2: A2が空なら空表示、空でなければ“翌営業日”をC2に表示してください。

=IF(ISBLANK(A2),"",WORKDAY(A2,1))

問題3: A2が“未入力または空文字”ならTRUE、そうでなければFALSEをD2に表示してください。

=OR(ISBLANK(A2), LEN(A2)=0)

問題4: A2:A100の“空セル数”をE2に表示してください。

=COUNTBLANK(A2:A100)

問題5: A列の日付が“空でない”かつ“開始F2〜終了G2”の範囲に入る行だけをH列から抽出してください(Microsoft 365)。

=FILTER(A2:D100, (A2:A100<>"") * (A2:A100>=$F$2) * (A2:A100<=$G$2))

まとめ

日付の空判定は「ISBLANKで未入力を確認、”” の可能性があるなら LEN=0 を併用」が鉄則。集計には COUNTBLANK、抽出には FILTERや “<>” 条件を使い、計算系はIFで“空なら空”に逃がす。見た目ではなく“実値”で判定する設計にすると、台帳やレポートの安定性が一気に上がります。

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