概要
日付から英語の曜日名(Monday, Tuesday…)を表示したいときは、TEXT関数に “dddd”(フル表記)や “ddd”(略称)を渡します。環境言語に左右されたくない場合は、書式にロケールタグ(英語固定なら [$-409])を付けるのがポイントです。日本語や他言語への切り替えも同じ仕組みで行えます。
基本の使い方
英語の曜日名(フル/略称)
=TEXT(A2, "[$-409]dddd") // Monday, Tuesday, ...
=TEXT(A2, "[$-409]ddd") // Mon, Tue, ...
A2に任意の日付(例:2025/12/17)が入っている前提です。”[$-409]” は英語(米国)のロケール固定タグです。
環境依存のままで英語が出るか?
=TEXT(A2, "dddd")
環境言語が日本語なら「水曜日」などになるため、英語を常に出したいなら “[$-409]” を必ず付けます。
日付+時刻でもOK
=TEXT(A2, "[$-409]dddd")
A2が日時でも曜日抽出は可能です(時刻は無視されます)。
具体例
英語のフル曜日をヘッダーに表示
=TEXT($A$2, "[$-409]dddd")
会議日やレポート見出しに使えます。
英語の略称(3文字)でコンパクトに
=TEXT($A$2, "[$-409]ddd")
ガントチャートや狭い列幅のシートに便利です。
年月日+英語曜日のラベルを作る
=TEXT(A2, "yyyy/mm/dd") & " (" & TEXT(A2, "[$-409]ddd") & ")"
例:2025/12/17 (Wed)
応用テンプレート
他言語の曜日名に切り替え(例:日本語・フランス語)
=TEXT(A2, "[$-ja-JP]dddd") // 日本語(例:水曜日)
=TEXT(A2, "[$-40C]dddd") // フランス語(例:mercredi)
ロケールタグを変えるだけで多言語対応できます。
WEEKDAYと合わせて曜日番号+英語名を表示
=WEEKDAY(A2,2) & " - " & TEXT(A2, "[$-409]ddd")
例:3 – Wed(番号は月曜=1)
日付範囲を一括で英語曜日に(Microsoft 365)
=TEXT(A2:A10, "[$-409]ddd")
動的配列で縦に並んだ日付の英語略称を一括出力。
英語曜日だけをキーにして集計ラベル化
=TEXT(A2, "[$-409]ddd") & " Sales"
例:Mon Sales, Tue Sales…
よくあるつまずきと対策
文字列日付はTEXTだけではダメ
“2025/12/17” の“文字列”はまず DATEVALUE で日付型へ変換してからTEXTします。
=TEXT(DATEVALUE(A2), "[$-409]dddd")
ロケールを固定しないと英語にならない
環境が日本語なら “dddd” は「水曜日」など日本語になります。英語を出したいなら必ず “[$-409]” を付けます。
曜日だけを数値で判定したいとき
見せ方はTEXT、判定はWEEKDAYで行うと安定します(例:土日判定は WEEKDAY(A2,2)>=6)。
セルの表示形式ではなく“式で出す”理由
表示形式はセル内の値を見た目だけ変えます。シート関数やピボットのキーにしたい場合は TEXTで明示的に曜日名を“文字列”として返すのが便利です。
例題
問題1: A2の日付から“英語のフル曜日”をB2に表示してください。
=TEXT(A2, "[$-409]dddd")
問題2: A2の日付から“英語の略称(3文字)”をC2に表示してください。
=TEXT(A2, "[$-409]ddd")
問題3: A2が文字列 “2025/12/17” のとき、英語のフル曜日をD2に表示してください(安全な変換)。
=TEXT(DATEVALUE(A2), "[$-409]dddd")
問題4: A2の日付を「YYYY/MM/DD (英語略称曜日)」形式でE2に表示してください。
=TEXT(A2, "yyyy/mm/dd") & " (" & TEXT(A2, "[$-409]ddd") & ")"
問題5: A2:A12(1ヶ月分の日付)から英語の略称曜日をF2から縦に一覧表示してください(Microsoft 365)。
=TEXT(A2:A12, "[$-409]ddd")
まとめ
英語の曜日表示は「TEXT(日付, “[$-409]dddd”)」が最短。略称なら “ddd”、環境依存を避けるならロケールタグで固定。文字列日付は DATEVALUE を併用し、判定ロジックは WEEKDAY と組み合わせる。これだけで、英語資料や多言語ダッシュボードの曜日整形が一瞬で安定します。
