概要
月名(January、February…や「1月」「2月」)を表示したいときは、TEXT関数に表示形式 “mmmm”(完全な月名)または “mmm”(略称)を渡します。Excelは日付のシリアル値を持っていれば、書式だけで月名に変換できます。日本語・英語などの言語切り替えは、書式にロケールタグ(例:[$-409] 英語、[$-ja-JP] 日本語)を付けるのがコツです。
基本の使い方
英語の“完全な月名”と“略称”
=TEXT(A2, "mmmm") // January, February, ...
=TEXT(A2, "mmm") // Jan, Feb, ...
A2に任意の日付(例:2025/12/17)が入っている前提です。
日本語の“◯月”表記(ロケール指定)
=TEXT(A2, "[$-ja-JP]m月") // 1月, 2月, ...
=TEXT(A2, "[$-ja-JP]mm月") // 01月, 02月, ...
「1桁/2桁」を選べます。和暦ではなく“月名だけ”を表示したいときに有用です。
ロケールを明示して英語月名に固定
=TEXT(A2, "[$-409]mmmm") // 英語(米国)で固定: January, February, ...
=TEXT(A2, "[$-409]mmm") // Jan, Feb, ...
環境の言語設定に左右されない安定表示ができます。
具体例
日付から“日本語の月名”を作る
=TEXT(A2, "[$-ja-JP]m月")
見出しや帳票で「◯月」を作るときに最短です。
英語月名を“タイトルケース”で表示(環境に依存せず)
=TEXT(A2, "[$-409]mmmm")
部門間の英語資料や海外向け報告に使えます。
“年月ラベル”をまとめて表示
=TEXT(A2, "yyyy") & " " & TEXT(A2, "[$-409]mmmm")
例:2025 December のようなラベルを簡単に作れます。
応用テンプレート
任意言語に切り替える(例:ドイツ語・フランス語)
=TEXT(A2, "[$-407]mmmm") // ドイツ語(de-DE)
=TEXT(A2, "[$-40C]mmmm") // フランス語(fr-FR)
ロケールIDを変えれば、同じシートで多言語月名を出せます。
略称+年(“MMM-YY”スタイルのキー)
=TEXT(A2, "[$-409]mmm") & "-" & TEXT(A2, "yy")
例:Dec-25。ピボットや集計キーに向いた短縮表記。
数値の月から月名へ変換(月番号がB2にある)
=TEXT(DATE(2025, B2, 1), "[$-409]mmmm")
月番号から直接“月名”へ。年はダミーでOK(1日付を作ってTEXT)。
カスタム日本語(月末締めヘッダー)
=TEXT(A2, "yyyy年") & TEXT(A2, "[$-ja-JP]m月") & "締め"
請求・締め書類のヘッダー作成が一行で済みます。
よくあるつまずきと対策
日付が“文字列”だとTEXTだけでは表示できない
“2025/12/17” の文字列はまず DATEVALUE で日付型へ変換してからTEXTしてください。
=TEXT(DATEVALUE(A2), "[$-409]mmmm")
環境言語に左右されたくない
常に狙った言語で表示したいなら、書式にロケールタグ([$-…])を付けます。英語なら [$-409]、日本語なら [$-ja-JP] が定番です。
月だけゼロ埋めしたい
日本語のゼロ埋めは “mm月”。英語の略称は “mmm”(ゼロ埋めは不要)。数値で“02”が欲しい場合は TEXT(MONTH(A2),”00”) を使います。
連続生成と併用
月次を並べるときは SEQUENCE+EDATE を併用し、各月をTEXTで月名に整えると効率的です。
例題
問題1: A2の日付から“英語の完全な月名”をB2に表示してください。
=TEXT(A2, "[$-409]mmmm")
問題2: A2の日付から“日本語の◯月”をC2に表示してください。
=TEXT(A2, "[$-ja-JP]m月")
問題3: A2の日付から“略称+年(MMM-YY)”をD2に表示してください(英語固定)。
=TEXT(A2, "[$-409]mmm") & "-" & TEXT(A2, "yy")
問題4: B2に“月番号(1〜12)”が入っているとき、その月の英語月名をC2に表示してください。
=TEXT(DATE(2025, B2, 1), "[$-409]mmmm")
問題5: 開始月A2から“12カ月分”の月名をE2から縦に英語で表示してください(Microsoft 365)。
=TEXT(EDATE($A$2, SEQUENCE(12,1,0,1)), "[$-409]mmmm")
まとめ
月名は「TEXT(日付, 書式)」だけで完成します。英語は “mmmm”/”mmm”、日本語は “[$-ja-JP]m月”、環境に依存しないならロケールタグで固定。数値の月から作るなら DATE(年,月,1) を介してTEXT、連続生成は EDATE+SEQUENCE と組み合わせる。この型を押さえると、月次ヘッダーや多言語レポートの整形が一瞬で決まります。
