主な内容の要点
関係演算子とは?
関係演算子は、2つの値を比較し、結果としてtrueまたはfalseを返す演算子です。
主な関係演算子
| 演算子 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
< | より小さい | a < b |
<= | 以下 | a <= b |
> | より大きい | a > b |
>= | 以上 | a >= b |
== | 等しい | a == b |
!= | 等しくない | a != b |
これらの演算子は、条件分岐(if文)や繰り返し処理(while文)などでよく使用されます。
サンプルコード
以下のコードは、aとbの値を比較し、各関係演算子の結果を表示します。
class JSample {
public static void main(String[] args) {
int a = 7;
int b = 4;
System.out.println("a = " + a);
System.out.println("b = " + b);
System.out.println("a < b : " + (a < b));
System.out.println("a <= b : " + (a <= b));
System.out.println("a > b : " + (a > b));
System.out.println("a >= b : " + (a >= b));
System.out.println("a == b : " + (a == b));
System.out.println("a != b : " + (a != b));
}
}
JavaこのコードをJSample11_1.javaという名前で保存し、以下のコマンドでコンパイル・実行できます。
javac -encoding UTF-8 JSample.java
java JSample
等価演算子(== と !=)
==は2つの値が等しいかを、!=は等しくないかを比較します。
基本データ型の場合
int a = 7;
int b = 7;
System.out.println(a == b); // true
System.out.println(a != b); // false
Javaこの場合、aとbの値が等しいため、a == bはtrueとなります。
参照型(配列など)の場合
int[] a = {85, 78, 92};
int[] b = {85, 78, 92};
System.out.println(a == b); // false
Javaこの場合、aとbは異なる配列オブジェクトを参照しているため、a == bはfalseとなります。
参照型の比較では、==演算子は参照(メモリアドレス)が同じかどうかを比較します。
注意点(初心者がつまずきやすいところ)
- 基本データ型(int, doubleなど) →
==は「値が同じかどうか」を判定する - 参照型(配列やオブジェクト) →
==は「同じオブジェクトを参照しているか」を判定する → 値の中身が同じでも、別々に作ったオブジェクトならfalseになる
例:
int[] a = {1, 2, 3};
int[] b = {1, 2, 3};
System.out.println(a == b); // false(中身は同じでも別のオブジェクト)
Javaまとめ
- 関係演算子:値の大小や等価を比較するために使用します。
- 等価演算子:基本データ型では値の等価を、参照型では参照の一致を比較します。
- 使用場面:条件分岐や繰り返し処理の条件式で頻繁に使用されます。
- 結果は必ず true か false
- 基本型と参照型では
==の意味が違うので注意
これらの演算子を理解することで、プログラムの制御構造を効果的に活用できるようになります。
初心者向けに一言でいうと: 👉 「関係演算子は条件式で使う“判定ツール”。ただし、配列やオブジェクトの比較は == ではなく中身を比べる方法(equalsなど)を使う必要がある」 です。
