では、Java の配列を まとめて同じ値で埋める方法 (Arrays.fill) を、プログラミング初心者向けにかみ砕いて、例題つきで詳しく解説します。
1. 配列って何?
配列は、同じ型のデータをまとめて管理できる箱のようなものです。
int[] scores = new int[5]; // 5個の整数を入れられる配列
Javascores[0]、scores[1]、…、scores[4]がそれぞれ箱になります。- 配列を作った直後は、数値型なら 0、文字列型なら null が入っています。
2. すべて同じ値にしたいとき
例えば、5人のテストの点数を 最初は全員 10 点 にしたいとします。
普通に書くと…
scores[0] = 10;
scores[1] = 10;
scores[2] = 10;
scores[3] = 10;
scores[4] = 10;
Javaちょっと面倒ですよね。
ここで使えるのが Arrays.fill です。
3. Arrays.fill の使い方
import java.util.Arrays; // Arrays クラスを使うために必要
int[] scores = new int[5];
Arrays.fill(scores, 10); // 配列の全要素を 10 にする
Java- 第一引数:配列名 (
scores) - 第二引数:すべての要素に入れたい値 (
10)
これで、配列 scores の中身はすべて 10 になります。
確認してみよう
for (int i = 0; i < scores.length; i++) {
System.out.println("scores[" + i + "] = " + scores[i]);
}
Java出力:
scores[0] = 10
scores[1] = 10
scores[2] = 10
scores[3] = 10
scores[4] = 10
4. 配列の一部だけ埋めることもできる
全体じゃなくて、部分だけ値を変えたい場合もあります。
int[] numbers = new int[10];
Arrays.fill(numbers, 2, 5, 99); // 2番目から4番目までを 99 に
Java2は開始インデックス(この位置から)5は終了インデックス(この位置 手前まで)99は代入する値
結果:
numbers[0] = 0
numbers[1] = 0
numbers[2] = 99
numbers[3] = 99
numbers[4] = 99
numbers[5] = 0
...
5. 文字列や boolean でも使える
String[] names = new String[3];
Arrays.fill(names, "なし");
boolean[] flags = new boolean[4];
Arrays.fill(flags, true);
Javanames→"なし", "なし", "なし"flags→true, true, true, true
6. まとめ
- 配列は同じ型のデータをまとめて管理できる箱。
Arrays.fillを使うと 全部の要素を一気に同じ値で埋められる。- 便利な理由:for 文で一つずつ書く必要がなくなる → コードが短く、分かりやすくなる。
- 一部だけ埋めることもできる(
Arrays.fill(配列, 開始, 終了, 値))。
練習問題
- 5個の整数配列を作って、すべて
7で埋めてみよう。 - 10個の配列を作り、インデックス 3~7 だけ
100に変更して出力してみよう。 - 文字列配列に
"未設定"をすべて代入してみよう。
