JavaScript入門:変数とは何か?
プログラミングを始めると最初に出てくるのが 「変数」 です。
変数は 「値を入れておく箱」 のようなもの。名前をつけておけば、その箱の中身を自由に取り出したり、入れ替えたりできます。
変数のイメージ
- 箱に「名前ラベル」を貼る
- 箱の中に「値」を入れる
- 箱の名前を呼べば、中身を取り出せる
例えば「りんごの数」を管理したいとき、変数を使うとこうなります:
let apples = 5; // 箱に「apples」という名前をつけて、中に5を入れる
console.log(apples); // 5(中身を取り出す)
JavaScript変数の宣言と代入
- 宣言:箱を作ること
- 代入:箱に値を入れること
let x; // 宣言(まだ中身はない → undefined)
x = 10; // 代入(箱に10を入れる)
console.log(x); // 10
JavaScript宣言と代入を同時にすることもできます:
let y = 20; // 宣言+代入
JavaScript値の入れ替え(再代入)
変数は中身を入れ替えられます。
let score = 50;
console.log(score); // 50
score = 80; // 中身を入れ替え
console.log(score); // 80
JavaScriptlet と const の違い
- let → 値を入れ替え可能
- const → 値を入れ替え不可(固定値)
let age = 18;
age = 19; // OK
const pi = 3.14;
pi = 3.14159; // エラー! constは再代入できない
JavaScript👉 「変わらない値」は const、「変わる値」は let を使うのが基本。
var を使わない理由
昔は var を使っていましたが、以下の理由で推奨されません:
- ブロックスコープがなく、意図せず外から見えてしまう
- 再宣言できてしまい、バグの原因になる
今は let と const を使うのが標準 です。
例題:変数を使った簡単なプログラム
例1:計算機
let a = 10;
let b = 5;
let sum = a + b;
console.log(`合計は ${sum} です`); // 合計は 15 です
JavaScript例2:ゲームのスコア管理
let score = 0;
score += 10; // 10点追加
console.log(score); // 10
score += 20; // 20点追加
console.log(score); // 30
JavaScript例3:定数を使う
const TAX_RATE = 0.1;
let price = 1000;
let tax = price * TAX_RATE;
console.log(`消費税は ${tax} 円です`); // 消費税は 100 円です
JavaScriptまとめ
- 変数は「値を入れておく箱」
- 宣言(箱を作る)と代入(値を入れる)がある
letは再代入可能、constは再代入不可varは使わないのが基本- 変数を使うと「値を覚えておく」「計算結果を保存する」などができる
👉 変数を理解すると、プログラムに「記憶力」が生まれます。次は「データ型(数値・文字列・真偽値など)」を学ぶと、変数の中身をもっと自由に扱えるようになります。
