Python | 1 日 90 分 × 7 日アプリ学習:関数で処理をまとめるアプリ(初級編)

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4日目のゴール

4日目のテーマは
「関数を“結果を返す仕組み”として理解し、アプリの中で使いこなすこと」です。

1日目は「関数を作る」
2日目は「関数に入力(引数)を渡す」
3日目は「関数を組み合わせてアプリを作る」

そして4日目は、
“関数が値を返す(return)”という最重要ポイントに進みます。

関数を本当に使いこなすには、
「呼び出す → 結果を受け取る」という流れを理解する必要があります。


関数は「値を返す機械」になれる

return の役割をイメージで理解する

関数は、
「処理をまとめる」だけでなく
“結果を返す”ことができます。

まずはイメージから。

自動販売機を思い浮かべてください。

お金を入れる
ボタンを押す
ジュースが出てくる

この「ジュースが出てくる」が
関数でいう return です。


return を使った最もシンプルな関数

例:2つの数字を足して返す関数

def add(a, b):
    return a + b
Python

呼び出し側はこうなります。

result = add(3, 5)
print(result)
Python

実行結果はこうです。

8

ここでの深掘りポイントは、

関数の中で計算して
return で結果を返し
呼び出し側がその結果を受け取る

という流れができていることです。


return がある関数とない関数の違い

return がない関数は「動くだけ」

def say_hello():
    print("こんにちは")
Python

これは「画面に表示するだけ」で、
値は返しません。

return がある関数は「結果を返す」

def get_message():
    return "こんにちは"
Python

呼び出し側でこう使えます。

msg = get_message()
print(msg)
Python

この違いを理解すると、
関数を“部品”として使う幅が一気に広がります。


return を使うと「関数の中身を隠せる」

例:メッセージを作る関数

def create_message(name):
    return f"{name}さん、ようこそ!"
Python

呼び出し側はこうです。

msg = create_message("太郎")
print(msg)
Python

ここでの重要ポイントは、

呼び出し側は
「関数がどう作っているか」を知らなくていい

ということです。

関数の中身を変えても、
呼び出し側はそのまま使えます。


return を使った「判断する関数」

例:入力が空かどうかを判定する関数

def is_empty(text):
    return text.strip() == ""
Python

呼び出し側はこう使えます。

user_input = input("入力してください: ")

if is_empty(user_input):
    print("空の入力です")
else:
    print("入力されました:", user_input)
Python

ここでの深掘りポイントは、

関数が「True / False」を返すことで
呼び出し側の if 文が読みやすくなる

ということです。


return を使ってアプリを“きれいに”する

例:メニュー番号を返す関数

def get_choice():
    print("1: あいさつ")
    print("0: 終了")
    return input("番号を選んでください: ")
Python

呼び出し側はこうなります。

choice = get_choice()

if choice == "1":
    print("こんにちは!")
else:
    print("終了します")
Python

ここでのポイントは、

「メニューを表示する」
「選択を受け取る」

という処理を関数に閉じ込めて、
結果だけ受け取っていることです。


4日目のミニアプリ:return を使ったメニューアプリ

今日の学びを全部入れたコード

def print_line():
    print("==========")

def get_choice():
    print_line()
    print("メニュー")
    print_line()
    print("1: 今日のメッセージを表示")
    print("0: 終了")
    print_line()
    return input("番号を選んでください: ")

def get_message():
    return "今日の目標:return を理解する"

def main():
    choice = get_choice()

    if choice == "1":
        msg = get_message()
        print(msg)
    else:
        print("アプリを終了します")

main()
Python

このアプリでは、

get_choice
ユーザーの選択を return で返す

get_message
メッセージを return で返す

main
返ってきた値を使って処理を分岐する

という構造になっています。


つまずきポイントを深掘りしておく

return の後のコードは実行されない

def test():
    return 10
    print("これは実行されない")
Python

return は
「関数をそこで終了する」
という意味も持っています。

return は「1つの値しか返せない」

ただし、
複数の値をタプルで返すことはできます。

def get_user():
    return "太郎", 20
Python

これは次回以降に扱います。


4日目のまとめ:今日つかんでほしい感覚

今日の本質はこれです。

関数は「処理のまとまり」だけでなく
“結果を返す部品”である。

return は
「関数の出口」
「結果を呼び出し側に渡す仕組み」
「関数を終了させる命令」

この3つの意味を持つ。

呼び出し側は
「関数がどう作っているか」を知らなくていい。
結果だけ受け取ればいい。

ここまで理解できていれば、
5日目の「関数でアプリ全体を組み立てる」が
とてもスムーズに進みます。

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