Python | 1 日 90 分 × 7 日アプリ学習:リストに追加するアプリ(初級編)

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1日目のゴール

1日目のテーマは
「Python の listappend で値を追加できるようになること」です。

ここができると、
買い物リスト、TODOリスト、メモ帳アプリなど、
「何かをどんどん溜めていくアプリ」の土台が作れます。

今日は
list が何者か
append が何をしているのか
を、イメージでつかむところまで行きます。


list とは何かを“日本語の感覚”で理解する

list は「順番つきの入れ物のならび」

Python の list は、
ざっくり言うと「順番つきの入れ物のならび」です。

例えば、買い物リストを紙に書くとします。

りんご
牛乳

これを Python で表すと、こうなります。

shopping_list = ["りんご", "牛乳", "卵"]
Python

ここで大事なポイントは3つです。

1つの変数 shopping_list の中に、
複数の値が入っていること。

値には「順番」があること。
最初が「りんご」、次が「牛乳」、その次が「卵」。

[](角かっこ)で囲むと
「これは list ですよ」と Python に伝えていること。

「1つの変数で、たくさんの値を持てる」
この感覚が、list の一番の特徴です。

空の list から始めるパターン

アプリでは、
「最初は何もないけど、あとから増やしていく」
という場面がとても多いです。

そのときは、まず空の list を作ります。

shopping_list = []
Python

これは
「今は空だけど、これから中身を足していく箱」
というイメージです。

ここに登場するのが append です。


append とは何かを“動き”で理解する

append は「一番うしろに足す」

append は、
list に「1つだけ」値を追加するときに使うメソッドです。

動きをコードで見てみます。

shopping_list = []

shopping_list.append("りんご")
print(shopping_list)  # ["りんご"]

shopping_list.append("牛乳")
print(shopping_list)  # ["りんご", "牛乳"]

shopping_list.append("卵")
print(shopping_list)  # ["りんご", "牛乳", "卵"]
Python

ここで押さえてほしいことは2つです。

append は「list の一番うしろ」に足す。
前にあるものはそのままで、最後に新しいものがくっつく。

append は「list 自体を書き換える」。
新しい list を返すのではなく、shopping_list の中身が変わる。

この2つが分かると、
「空の list から、1つずつ増やしていく」
という使い方が自然にできます。

やりがちな間違い:代入してしまう

初心者がよくやるミスがこれです。

shopping_list = []
shopping_list = shopping_list.append("りんご")  # ← これはダメ
Python

これを実行すると、shopping_listNone になってしまいます。

理由は、append
「list をその場で書き換えるだけで、何も返さない」
からです。

イメージとしては、

shopping_list に対して『これを足して』と命令する」
のであって、
append が新しい list を返してくれる」わけではない、ということです。

正しい書き方は、必ずこうです。

shopping_list.append("りんご")
Python

代入は不要。
ここは 1日目で絶対に押さえておきたいポイントです。


小さな「リストに追加するアプリ」を作ってみる

コンソールで動く買い物リストアプリ

1日目なので、画面はシンプルに「コンソール(ターミナル)」にします。

やりたいことはこうです。

空の list を用意する
ユーザーに「買いたいもの」を入力してもらう
入力されたら list に追加する
「終了」と入力されたら終わる
最後に全部表示する

コードはこうなります。

shopping_list = []

print("買い物リストアプリ")
print("買いたいものを入力してください。終わるときは『終了』と入力。")

while True:
    item = input("追加するもの: ")

    if item == "終了":
        break

    shopping_list.append(item)
    print("追加しました:", item)
    print("現在のリスト:", shopping_list)

print("最終的な買い物リスト:", shopping_list)
Python

重要な行をかみ砕いて見る

shopping_list = []
空の list を作っています。
ここがアプリの「データの入れ物」です。

item = input("追加するもの: ")
ユーザーに文字を入力してもらい、その文字を item に入れています。

if item == "終了":
「終了」と入力されたらループを抜ける、という条件です。
アプリの「終わり方」を決めています。

shopping_list.append(item)
今日の主役です。
入力された item を、shopping_list の一番うしろに追加しています。

print("現在のリスト:", shopping_list)
今 list に何が入っているかを、そのまま表示しています。

このアプリを実行すると、
「入力 → append → 表示」の流れが体で覚えられます。


つまずきポイントを先に知っておく

list と「1つの値」の違いがごちゃごちゃになる

例えば、こういう状態を考えます。

shopping_list = []
item = "りんご"
shopping_list.append(item)
Python

ここで、

item は「1つの文字列」
shopping_list は「文字列をたくさん入れられる list」

という違いがあります。

append は、
「1つの値(ここでは文字列)を、list の中に足す」
という動きをします。

イメージとしては、

item は「中身そのもの」
shopping_list は「中身を入れる箱」

この感覚を持っておくと、混乱しにくくなります。

append したのに増えていないように感じる

よくあるのが、こういう不安です。

「ちゃんと追加されているのか分からない」

そのときは、
append した直後に必ず print する
と決めてしまうといいです。

shopping_list.append(item)
print("今のリスト:", shopping_list)
Python

append → print
append → print

このセットで見ると、
「一番うしろに足されている」感覚がつかめます。


1日目のまとめ:今日つかんでほしい感覚

今日のゴールは、
listappend を「文法」として覚えることではなく、
“動きのイメージ”としてつかむことです。

list は「順番つきの入れ物のならび」。
[] で作る。

append は「そのならびの一番うしろに、1つ足す」。
list 自体を書き換える。
x = x.append(...) とは書かない。

そして、
「空の list から始めて、ユーザーの入力を append していく」
という小さなアプリを、自分の手で動かしてみる。

ここまでできていれば、
2日目以降の「入力チェック」「見やすい表示」「削除」なども、
スッと頭に入ってくるようになります。

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