
EcoFlow Technology Japanは、キャンピングカーや住居向けの、モジュール式の独立型電源ソリューション【EcoFlowパワーシステム】を、7月12日に発売した。



モジュール型で手軽に拡張できる電源システム。従来の電源システムのような複雑な設置作業を簡素化し、セットアップがより簡単になったという。同社によれば、従来のモジュール式の電源システムは、数十個のモジュールから組み立てる必要があった。それに対して、EcoFlowパワーシステムは、ソーラーパネルを除いてわずか4つのモジュールと最小限の配線で構成され、従来の製品より平均的に3倍早く設置できるという。ユーザーは、コンパクトなモジュールを用いて、自身の電力需要に合わせたシステム構築を行なえるとする。
同システムは、電源の中央制御システムとして機能する【EcoFlowパワーハブ】と、2kWhまたは5kWhの【LFPバッテリー】の、2つの基本モジュールで構成される。電力需要に応じて、最大3つの【LFPバッテリー」を【EcoFlowパワーハブ】に接続でき、蓄電容量を2kWhから最大15kWhまで拡張可能。キャンピングカーで約18時間、住宅なら約11~14時間もの間、電力を供給できるとする。
【スマート分電盤】を追加することで、最大6つの家庭用AC回路と12のDC回路を接続できるうえ、より細かく電力消費をコントロールできるとする。さらに「EcoFlowアプリ」または【タッチパネルモニター】で、最大6回路のDCを制御可能。
EcoFlowパワーシステムに適した別売の「EcoFlowソーラーパネル」のラインナップには、新たに【100W据置型ソーラーパネル(剛性/柔性)】と、【400W据置型ソーラーパネル(剛性)】の3種類が追加された。EcoFlowパワーシステムと組み合わせることで、最大4,800Wの入力に対応し、【15kWh LFPバッテリー】を3時間でフル充電できるとする。
なおEcoFlowパワーシステムは、ソーラーパネル、EcoFlowスマート発電機、車のオルタネーター(発電機)、外部電源などからの充電に対応する。また、6,000Wの入力で15kWhバッテリーを2.5時間でフル充電できるという。なお同システムは、48Vシステムを採用している。
パワーハブとバッテリーのスターターキットの価格は572,000円、専用スマート分電盤を加えたセミコンプリートキットの価格は638,000円、さらにスマート発電機を加えたコンプリートキットの価格は847,000円。いずれのキットも、付属するバッテリーは2kWh。
製品名 | 店頭予想価格 |
---|---|
EcoFlow パワーハブ | 275,000円 |
EcoFlow パワーシステム専用2kWh LFPバッテリー | 242,000円 |
EcoFlow パワーシステム専用5kWh LFPバッテリー | 550,000円 |
EcoFlow パワーシステム専用スマート分電盤 | 71,500円 |
EcoFlow パワーシステム専用タッチパネルモニター | 49,500円 |
EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(剛性) | 29,700円 |
EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性) | 33,000円 |
EcoFlow 400W据置型ソーラーパネル(剛性) | 未定 |