WordPress Tips | 基本設定:アップロード上限サイズを確認

web Web
スポンサーリンク

アップロード上限サイズとは何か

WordPress の「アップロード上限サイズ」は、
「1 回のアップロードでサーバーに送れるファイルの最大サイズ」を意味します。

画像、PDF、動画、ZIP など、メディアライブラリからアップするファイルはすべて、この上限の制約を受けます。
この制限は WordPress だけでなく、PHP やサーバー側の設定(upload_max_filesizepost_max_size など)の影響も受けています。

プログラミングで言えば、「API に投げられるリクエストボディの最大サイズ」のようなものです。
ここを理解しておかないと、「なんでこのファイルだけアップできないの?」というモヤモヤにずっと悩まされます。


どこで「アップロード上限サイズ」を確認できるか

メディアの新規追加画面で確認する

WordPress にログインし、左メニューから「メディア → 新規追加」を開きます。
ファイルをドラッグ&ドロップするエリアの下あたりに、
「最大アップロードサイズ:◯◯MB」
という表示が出ているはずです。

これが、今のあなたのサイトで「1 ファイルあたり何 MB までアップできるか」を示す値です。
例えば「最大アップロードサイズ:2MB」と書いてあれば、2MB を超える画像や PDF は、そのままではアップロードできません。

まずはここを見て、
「自分の環境の上限がいくつなのか」
を把握するのがスタートラインです。

なぜ「一般設定」ではなく「メディア画面」で見るのか

アップロード上限サイズは、WordPress の「一般設定」から直接いじる項目ではありません。
サーバーや PHP の設定に依存しているため、WordPress 側は「今この環境ではこれくらいです」と表示しているだけです。

だからこそ、
「設定 → 一般」をいくら探しても見つからない
「でもメディアの新規追加画面にはちゃんと書いてある」
という構造になっています。

ここを理解しておくと、「どこを見ればいいのか」で迷わなくなります。


なぜアップロード上限サイズを意識する必要があるのか

画像や資料が「なぜかアップできない」の原因になる

例えば、デザイナーからもらった 8MB の PNG 画像をアップしようとして、
「このファイルはアップロードできません」とエラーになる。

初心者のうちは、
「WordPress が壊れているのかな?」
「権限の問題かな?」
と疑いがちですが、実は単純に「上限 2MB の環境で 8MB を投げているだけ」ということがよくあります。

上限サイズを知っていれば、
「このサーバーは 2MB までだから、画像を圧縮してからアップしよう」
「PDF を軽量化してから再アップしよう」
と、正しい対処がすぐに判断できます。

動画や大きな PDF を扱うサイトでは特に重要

オンライン講座、セミナー資料、カタログ配布など、
動画や大容量 PDF を扱うサイトでは、アップロード上限サイズがボトルネックになりやすいです。

例えば、
講座動画が 150MB あるのに、サーバーの上限が 64MB だと、
メディアライブラリからはそのままアップできません。

この場合、
動画は外部サービス(YouTube、Vimeo など)に置いて埋め込む
サーバー側の設定を変更して上限を引き上げる
FTP などで直接アップロードして扱う
といった別ルートを検討する必要があります。

「上限がいくつか分かっているかどうか」で、
設計の選択肢がまったく変わってきます。

サーバー負荷と安全性のバランスを取るため

上限サイズをむやみに大きくすると、
ユーザーが巨大なファイルをアップロードできてしまい、
サーバーのディスク容量やメモリを圧迫するリスクが高まります。

逆に、小さすぎると、
運用に必要なファイルまでアップできなくなり、
毎回圧縮や分割が必要になってしまいます。

プログラミングで言えば、
「API に投げられる JSON の最大サイズ」を決めるのと同じで、
「現実的に必要な最大値」を見極めて設定するのが理想です。


プログラミングの感覚で「アップロード上限」を理解する

リクエストサイズ制限と同じ発想

HTTP の世界では、
サーバー側で「1 リクエストあたりの最大ボディサイズ」を制限するのが普通です。

これは、
誤って巨大なファイルを送られてサーバーが落ちるのを防ぐ
悪意あるユーザーが大量データで攻撃するのを防ぐ
といった目的があります。

WordPress のアップロード上限サイズも、
この「リクエストサイズ制限」の一種です。

だからこそ、
「必要な範囲で少し余裕を持たせる」
「でも無制限にはしない」
というバランス感覚が大事になります。

「アプリ側の都合」と「インフラ側の都合」が交差するポイント

アップロード上限サイズは、
WordPress(アプリ)
PHP(実行環境)
Web サーバー(Apache / Nginx など)
レンタルサーバーのプラン
といった複数レイヤーの設定が絡み合って決まります。

プログラミング初心者のうちは、
「WordPress の画面に出ている数字が、最終的な真実」
くらいに捉えておけば十分です。

ただ、将来的にインフラ寄りのことも触るようになったら、
php.iniupload_max_filesize
post_max_size
Web サーバーの client_max_body_size などを調整して、
「アプリの要件に合わせてインフラ側の制限を設計する」
という世界にもつながっていきます。


具体例でイメージを固める

例1:ブログ+ちょっとした資料配布レベルのサイト

想定:
主に画像(1〜3MB 程度)と、軽めの PDF(5〜10MB 程度)を扱う。
動画は外部サービスに置く。

この場合、
アップロード上限サイズが 10〜20MB 程度あれば、実務上ほぼ困りません。

もし今の環境が「最大アップロードサイズ:2MB」になっているなら、
画像は圧縮すればなんとかなるが、PDF は厳しい、というラインです。
運営方針として「PDF を配ることが多い」なら、
サーバー側の設定変更やプラン変更も視野に入れてよいレベルです。

例2:動画コンテンツを自前で配信したいサイト

想定:
1 本 100〜300MB の動画を、WordPress 上に直接アップして配信したい。

正直に言うと、
こういう用途に「普通のレンタルサーバー+ WordPress」はあまり向いていません。

アップロード上限を 256MB や 512MB に上げることは技術的には可能ですが、
ディスク容量、転送量、バックアップ、レスポンスなど、
別の問題が一気に噴き出します。

この場合は、
動画は専用サービス(YouTube、Vimeo、クラウドストレージなど)に置き、
WordPress からは埋め込みやリンクで参照する、
という設計に切り替える方が、長期的には安定します。

ここでも、「アップロード上限サイズをちゃんと理解しているかどうか」が、
設計の判断を分けるポイントになります。


まとめ:まず「今いくつか」を知ることが第一歩

「アップロード上限サイズを確認する」というのは、
単なる豆知識ではなく、

なぜこのファイルはアップできないのか
このサーバーでどこまでの運用が現実的なのか
動画や大きな資料をどう扱うべきか

といった設計判断の前提になる情報です。

最初にやるべきことはシンプルで、
メディア → 新規追加 を開いて、
「最大アップロードサイズ:◯◯MB」を一度ちゃんと目で見ること。

その数字を見たうえで、
「自分のサイトの用途に対して足りているのか」
「足りないなら、ファイル側を軽くするのか、インフラ側を見直すのか」
を考えていくのが、天才プログラマー的なアプローチです。

タイトルとURLをコピーしました