なぜ「フッターテキスト」を整理するだけでサイトが締まるのか
フッターは、ページの一番下にある細長いエリアです。
「おまけ」のように見えますが、実はサイト全体の“締め”を担当している、とても重要な場所です。
ここがデフォルトのまま、
Proudly powered by WordPressJust another WordPress site
のような文言だったり、
情報がゴチャっと詰め込まれていたりすると、
どれだけ上の方がきれいでも、最後の印象で損をします。
プログラミングで言えば、
どれだけロジックが美しくても、最後のログメッセージが雑だと「惜しい」感じがするのと同じです。
フッターテキストは、その「最後のログ」です。
フッターテキストに「何を書くか」を先に決める
フッターは「情報のゴミ箱」ではない
よくある失敗は、
「とりあえず全部フッターに突っ込む」パターンです。
著作権表記
運営者名
住所
リンク集
SNS アイコン
コピーライトマーク
スローガン
クレジット
…
これらを何も考えずに並べると、
小さい文字でギュッと詰まった“読まれないエリア”が出来上がります。
フッターは「余った情報の置き場」ではなく、
「ページの最後に、最低限伝えておきたいこと」を整理して置く場所だと考えた方がいいです。
まずは“必須級”の要素を決める
サイトの種類によって違いますが、
多くのサイトでフッターテキストに含めるべき“ほぼ必須”の要素はこんな感じです。
運営者名・サイト名(誰のサイトか)
著作権表記(© 年 サイト名)
法的なリンク(プライバシーポリシー、利用規約 など)
ここまでは「最低限の身分証明」として置いておくと安心です。
そのうえで、
必要に応じて「お問い合わせ」「会社情報」「SNS」などを足していくイメージにすると、
フッターが暴走しにくくなります。
例題:個人ブログのフッターテキスト整理
Before:よくある“デフォルト放置”状態
インストール直後のテーマだと、例えばこんな感じになっていることがあります。
Proudly powered by WordPressTheme: XXX by YYY.
これだと、
「誰のブログなのか」「いつからやっているのか」がまったく伝わりません。
しかも、ユーザーにとって価値のある情報はほぼゼロです。
After:シンプルに“自分のサイト”にする
例えば、個人の技術ブログなら、こんな整理が考えられます。
© 2014 YourNameこのブログについて / プライバシーポリシー
ポイントは、
© と年と名前で「誰のコンテンツか」を明示する
自己紹介やサイト説明へのリンクを 1 本だけ置く
必要ならプライバシーポリシーへのリンクを並べる
くらいに絞ることです。
「Powered by WordPress」は、
どうしても残したいなら小さくしてもいいですが、
基本的には自分のサイトの情報を優先した方が“プロっぽく”見えます。
例題:企業サイトのフッターテキスト整理
Before:情報を全部詰め込んだパターン
企業サイトだと、よくこうなります。
会社名・住所・電話番号・FAX
代表者名
設立年月日
資本金
著作権表記
リンクが大量(会社概要 / 採用情報 / お問い合わせ / サイトマップ / プライバシーポリシー / 利用規約 / …)
情報としては間違っていませんが、
小さい文字で全部並べると、ユーザーはほぼ読みません。
After:役割ごとに“テキストの優先度”を決める
例えば、こう整理できます。
一行目:© 2014 Example Inc.
二行目:会社概要 / 採用情報 / プライバシーポリシー / お問い合わせ
住所や電話番号は、
「会社概要」や「アクセス」ページに集約し、
フッターには“導線”だけを置く形です。
フッターテキストは、
「ここを起点に、必要な情報に飛べる」状態にしておけば十分です。
全部をここに書こうとしない方が、結果的に親切です。
実務的な「整理」のステップ
1. 今のフッターに何が書いてあるかを書き出す
いきなり編集画面に行く前に、
今のフッターに載っている情報をテキストで書き出してみます。
著作権表記
テーマのクレジット
WordPress のクレジット
住所
電話番号
リンク類
など。
これを見ながら、
本当にフッターに必要なもの
別ページにまとめた方がいいもの
そもそもいらないもの
を仕分けします。
2. 「一行で済むなら一行にする」を意識する
フッターテキストは、
できるだけコンパクトにまとめた方が読みやすいです。
例えば、
© 2014 Example Inc. All rights reserved.
のように、一行で完結させるだけでも、
「ちゃんと作ってある感」が出ます。
リンクも、
会社概要 / プライバシーポリシー / お問い合わせ
のように、
必要最低限のものだけを横並びにする方がスッキリします。
どうやってフッターテキストを変更するか(考え方だけ)
テーマカスタマイザーやウィジェットで変えられる場合
多くのテーマでは、
外観 → カスタマイズ
外観 → ウィジェット
のどちらかから、フッターのテキストやウィジェットを編集できます。
「フッター」「フッターウィジェット」「フッタークレジット」などの項目があれば、
そこにあるテキストを、自分の方針に合わせて書き換えます。
テーマファイルを直接いじる場合のイメージ
一部のテーマでは、footer.php にフッターテキストがベタ書きされていることもあります。
その場合は、子テーマを作って footer.php を上書きし、
該当部分のテキストを変更する、という流れになります。
プログラミング的には、
「テンプレートの最後の部分にある固定文字列を、自分のプロジェクト用に差し替える」
という感覚です。
プログラミングの感覚で捉える「フッターテキスト整理」
これは「アプリのフッターログを整える」のと同じ
アプリケーションでも、
画面の一番下にステータスバーやコピーライトが出ていることがあります。
そこに、
開発中のデバッグ情報
フレームワーク名
バージョン番号
だけが出ていると、
ユーザーにとってはノイズでしかありません。
WordPress のフッターテキストも同じで、
「フレームワーク(WordPress)の情報」より、
「このサイトが何者か」を優先して表示した方が、
プロダクトとしての完成度が上がります。
「最後の 2 行」にこそ“設計者の意図”が出る
フッターテキストは、
ページの中で一番見られない場所かもしれません。
でも、そこをきちんと整える人は、
たいてい他の部分の設計も丁寧です。
コードでも、
最後のエラーハンドリングやログ出力がきれいなプロジェクトは、
全体の品質も高いことが多いですよね。
フッターテキストを整理するのは、
「このサイトは細部までちゃんと気を配っています」という、
静かな宣言でもあります。
まとめ:フッターは「余り物置き場」ではなく「きれいな締め」
「フッターテキストを整理する」というのは、
誰のサイトかを一行で示す
最低限の法的リンクへの導線を置く
余計な情報やデフォルト文言を片付ける
という、とてもシンプルだけど効果の大きい作業です。
もし今、あなたのサイトのフッターが
Proudly powered by WordPress のまま
情報が詰め込まれていて読みにくい
どちらかに当てはまるなら、
一度テキストを全部書き出して、
「このサイトの最後に、何だけは残したいか」
を考えてみてください。
その 2〜3 行を丁寧に整えるだけで、
サイト全体の“完成度”が一段上がります。


