WordPress Tips | 基本設定:メディアライブラリの年/月フォルダを整理

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「年/月フォルダ」って何をしている設定なのか

WordPress で画像やPDFをアップロードすると、サーバーの中では
/wp-content/uploads/2016/02/
のように、「年/月」ごとのフォルダに自動で分けて保存されます。

この動きをオン・オフしているのが、
設定 → メディア にある「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理」というチェックボックスです。

チェックが入っている
アップロードした日付ごとに、2026/02 のようなフォルダが自動作成される。

チェックを外す
/uploads/ 直下に、すべてのファイルがフラットに保存される。

見た目としては、管理画面のメディアライブラリはどちらでも同じように使えます。
違いが出るのは「サーバー側のフォルダ構造」と「URL のパターン」です。


なぜ「年/月フォルダ」を意識して整理方針を決めるべきか

サイトが育つほど「ファイルの海」になる

最初のうちは、画像も数十枚〜数百枚で済みますが、
ブログやメディアを続けていくと、数千〜数万ファイルになることも普通にあります。

そのとき、サーバー上が

/uploads/ 直下に何千ファイルもベタ置き
なのか

/uploads/2014/01/
/uploads/2014/02/
のように年月ごとに分かれているのか

で、ファイル管理のしやすさがかなり変わります。

プログラミングで言えば、
「1 つのディレクトリにログファイルを全部突っ込むか」
「日付ごとにログディレクトリを分けるか」
の違いに近いです。

URL パターンにも影響する

年/月フォルダを使っていると、画像の URL は

/wp-content/uploads/2016/02/header.jpg

のようになります。
チェックを外すと、

/wp-content/uploads/header.jpg

のように、シンプルなパスになります。

どちらが正解というより、
「自分のサイトではどちらの方針でいくか」を最初に決めておくことが大事です。
途中で変えると、既存画像の URL と整合性を取る必要が出てきます。


「年/月フォルダを使う」場合のメリットと注意点

メリット:サーバー側の整理が自然にできる

年/月フォルダを使う最大のメリットは、
「何もしなくても、時間軸でフォルダが分かれていく」ことです。

例えば、

2014年の画像は /uploads/2014/ 以下
2015年の画像は /uploads/2015/ 以下

と分かれていれば、
バックアップや調査のときに「この年のファイルだけ」を扱いやすくなります。

ログやバックアップを年ごとに分けるのと同じで、
長期運用を考えると、自然に分かれている構造はかなり扱いやすいです。

メリット:ファイル数が増えてもディレクトリが重くなりにくい

1 つのディレクトリに何千・何万ファイルも入ると、
サーバーによってはファイル一覧取得が重くなることがあります。

年/月フォルダで分割しておけば、
1 フォルダあたりのファイル数がある程度抑えられるので、
サーバー的にも優しい構造になります。

注意点:途中でオフにすると「混在状態」になる

例えば、最初の 2 年は年/月フォルダをオンにしていて、
途中からオフにした場合、

古いファイル:/uploads/2014/01/xxx.jpg
新しいファイル:/uploads/yyy.jpg

という「混在状態」になります。

WordPress 自体はメディア ID で管理しているので、
基本的には表示に問題は出ませんが、
サーバー側でファイルを直接触るときに少し分かりにくくなります。

「途中で変えるときは、混在を許容するか、リダイレクトや移動をどうするかを考える」
という一手間が必要になります。


「年/月フォルダを使わない」場合のメリットと注意点

メリット:URL が短く、シンプルになる

/uploads/2016/02/logo.png より
/uploads/logo.png の方が、URL としては短くて覚えやすいです。

静的サイト的な感覚で、
「画像は全部 /uploads/ にある」という前提で扱いたい場合は、
年/月フォルダをオフにする方がしっくりくることもあります。

メリット:別のフォルダ構造を自分で作りたいときに邪魔にならない

プラグインなどで「カテゴリごと」「投稿タイプごと」に
独自のフォルダ構造を作りたい場合、
年/月フォルダはむしろ邪魔になることがあります。

その場合は、
年/月フォルダをオフにしておき、
プラグイン側のルールでフォルダを切る方がスッキリします。

注意点:長期運用で「uploads 直下」がカオスになりやすい

年/月フォルダを使わない最大のデメリットは、
長期運用で /uploads/ 直下が「ファイルの山」になりやすいことです。

メディアライブラリから使うだけなら問題は出にくいですが、
サーバー側で直接ファイルを見たり、
一部だけバックアップしたりしたいときに、
「どれがいつのファイルか」が分かりにくくなります。


実務的な「整理方針」の決め方

ステップ1:サイトの運用期間と更新頻度をイメージする

数十記事で終わる小さなサイトなのか、
何年も更新し続けるブログ・メディアなのかで、
最適な方針は変わります。

長期運用・更新頻度高め
→ 年/月フォルダをオンにしておく方が無難。

小規模・更新頻度低め
→ どちらでもよいが、URL をシンプルにしたいならオフも選択肢。

「このサイトは 3 年後にどうなっているか」を一度想像してみると、
どちらが自分に合っているか見えやすくなります。

ステップ2:サーバーを直接触るかどうかを考える

自分(またはチーム)が、

FTP や SSH でサーバーに入ってファイルを触る
特定期間のファイルだけをまとめて扱う

といった運用をするなら、
年/月フォルダで分かれていた方が圧倒的に楽です。

逆に、
サーバーはほぼ触らず、
すべて管理画面から完結させる運用なら、
フォルダ構造のメリットはそこまで大きくありません。


設定変更のイメージと「途中で変えるとき」の考え方

設定 → メディア でオン・オフを切り替える

年/月フォルダの設定自体はとても簡単で、
管理画面の

設定 → メディア → 「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理」

のチェックを付けるか外すか、だけです。

オンにする
以降アップロードするファイルが、年/月フォルダに入る。

オフにする
以降アップロードするファイルが、/uploads/ 直下に入る。

既存ファイルは自動では移動されません。
あくまで「これからアップロードするもの」にだけ影響します。

途中で変えるときに意識したいこと

途中で方針を変える場合は、

既存画像の URL はそのまま生きているか
CDN やキャッシュに影響が出ないか
サーバー側での整理方針をどうするか

を軽くチェックしておくと安心です。

基本的に、WordPress はメディア ID ベースで画像を扱うので、
設定を変えた瞬間にサイトが壊れる、ということはありません。
ただ、「サーバー上の構造が混在する」ことだけは頭に入れておきましょう。


プログラミングの感覚で捉える「年/月フォルダ整理」

これは、ログやバックアップのディレクトリ設計とよく似ています。

1 つの巨大な logs/ に全部突っ込むか
logs/2016/02/ のように時間軸で分けるか

どちらも動きますが、
長期運用・トラブルシュート・バックアップのしやすさを考えると、
「最初にルールを決めておく」ことがとても大事です。

メディアライブラリの年/月フォルダも同じで、

このサイトは長く育てるのか
サーバーを直接触ることがあるのか
URL をどこまでシンプルにしたいか

を一度だけ真面目に考えて、
オンにするかオフにするかを決めてしまう。

それだけで、数年後の自分がだいぶ楽になります。


まとめ:フォルダ構造は「未来の自分へのメッセージ」

「メディアライブラリの年/月フォルダを整理する」というのは、

ファイルを時間軸で分けるか
全部フラットに置くか
途中で混在させることを許容するか

という、地味だけど重要な設計の話です。

設定 → メディア のチェック 1 つで変わる話だからこそ、
「なんとなくデフォルトのまま」ではなく、
自分のサイトの運用イメージに合わせて、意識的に選ぶのがポイントです。

今のうちに方針を決めておけば、
メディアが何千・何万ファイルになったとき、
「過去の自分、よくやった」と思えるはずです。

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