Day2 前半のゴール
Day2 の前半では、C# の学習で最も重要な基礎となる 「変数」と「データ型」 をしっかり理解することを目標にする。 プログラミングは「値を覚えておく」「計算する」「条件で分岐する」などの処理を行うが、その中心にあるのが変数だ。 ここを丁寧に押さえることで、Day3 以降の学習が一気にスムーズになる。
変数とは何かをイメージで理解する
変数は「値を入れておく箱」
変数とは、プログラムの中で値を一時的に保存しておくための「箱」のようなものだ。 例えば、年齢を保存したいなら age という箱を作り、そこに数値を入れる。
int age = 25;
C#このコードは 「age という箱を作り、25 を入れる」 という意味になる。
変数は「名前」「型」「値」の 3 つで構成される。
名前 その変数を呼び出すためのラベル
型 どんな種類の値を入れるか(数値なのか文字なのか)
値 実際に入っているデータ
この「型」が C# の大きな特徴であり、Day2 の中心テーマになる。
C# の基本的なデータ型を理解する
int:整数を扱う型
int は「整数」を扱うための型だ。
int number = 10;
C#10、0、-5 のような「小数点を含まない数」を入れることができる。 計算にも使える。
int a = 5;
int b = 3;
int result = a + b; // 8
C#double:小数を扱う型
double は「小数点を含む数」を扱う型だ。
double height = 170.5;
C#小数を扱えるため、BMI 計算などでよく使われる。
ただし、double は「計算が高速だが誤差が出ることがある」という特徴がある。
decimal:高精度の小数を扱う型
decimal は「誤差が出てほしくない計算」に使う型だ。 例えば、金額計算などでよく使われる。
decimal price = 1999.99m;
C#末尾に m を付けるのがポイントだ。 double よりも精度が高いが、計算速度は少し遅い。
bool:真偽値を扱う型
bool は true(真)か false(偽)のどちらかを入れる型だ。
bool isStudent = true;
bool isAdult = false;
C#条件分岐(if 文)でよく使われる。
char:1文字を扱う型
char は「1文字だけ」を扱う型だ。
char grade = 'A';
C#文字は必ず シングルクォート(’ ‘) で囲む。
string:文字列を扱う型
string は「複数の文字」を扱う型だ。
string name = "Taro";
C#文字列は ダブルクォート(” “) を使う。
名前、メッセージ、住所など、文字を扱う場面で必ず使う。
var:型推論で型を自動決定する
var は「型を自動で決めてくれる」便利な書き方だ。
var age = 20; // int と判断される
var message = "Hi"; // string と判断される
C#ただし、初心者のうちは「型を明示する」ほうが理解しやすいため、 var は慣れてきてから使うのがおすすめだ。
変数と型を組み合わせて使うイメージ
例題:自己紹介のための変数を作る
例えば、自己紹介プログラムを作るなら、次のような変数が必要になる。
string name = "Taro";
int age = 20;
double height = 170.5;
bool isStudent = true;
C#これらを Console.WriteLine で表示すれば、 簡単な自己紹介プログラムが作れる。
変数の「型が違うとできることが違う」を理解する
数値型は計算できるが、文字列は計算できない
例えば、次のコードは OK だ。
int a = 5;
int b = 3;
Console.WriteLine(a + b); // 8
C#しかし、次のコードは NG だ。
string a = "5";
string b = "3";
Console.WriteLine(a + b); // "53" になる
C#文字列同士の + は「結合」になるため、 計算したい場合は数値型を使う必要がある。
このように、 「型によってできることが違う」 という感覚を Day2 のうちにしっかり身につけてほしい。
Day2 前半のまとめ
Day2 前半で押さえるべきポイントは次のとおりだ。
変数は「値を入れておく箱」 C# は型がとても重要 int は整数 double は小数 decimal は高精度の小数(主に金額) bool は true / false char は 1文字 string は文字列 var は型推論で自動判断
後半では、これらの型を使って 自己紹介プログラム BMI 計算プログラム を実際に作りながら、変数の使い方を体験していく。
