1日目のゴール
1日目のテーマは
「C# で“とりあえず1個、自分のプログラムを動かせた”という感覚をつかむこと」 です。
難しいことは一旦全部置いておいて、
「C# の世界に入るための入口」だけを、ゆっくり丁寧に通ります。
C# で一番小さなアプリを作ってみる
コンソールアプリって何?
1日目は「コンソールアプリ」という、一番シンプルな形から始めます。
黒い画面に文字が出る、あの“ザ・プログラム”なやつです。
C# では、こういう「文字だけのアプリ」を作るところから始めると、
余計な見た目に気を取られず、
「プログラムがどう動いているか」に集中できます。
最初の C# コード
まずは、こんなコードを眺めてみてください。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("こんにちは、C# の世界!");
}
}
C#これが、C# の「超・基本形」です。
一行ずつ、かみ砕いて見ていきます。
C# プログラムの“骨組み”を理解する
using System; は「道具箱を使う宣言」
using System;
C#これは、「System という道具箱を使いますよ」という宣言です。
この System の中に、Console という“コンソール画面を扱うための道具”が入っています。
「Console.WriteLine を使いたいから、その元になっている System を使う」
くらいの理解で、1日目は十分です。
class Program は「プログラムの箱」
class Program
{
...
}
C#C# では、コードは必ず「クラス」という箱の中に書きます。Program という名前は慣例的なもので、
「このクラスの中に、アプリの入口を書きますよ」という意味合いです。
1日目は、「C# のコードは class の中に書くんだな」くらいでOKです。
Main メソッドが「アプリのスタート地点」
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("こんにちは、C# の世界!");
}
C#ここが超重要ポイントです。
C# のコンソールアプリは、必ずこの Main からスタートします。
Main は「このプログラムはここから始まりますよ」という“入口”です。
中に書いた命令が、上から順番に実行されていきます。
Console.WriteLine をじっくり味わう
画面に文字を出す一番シンプルな命令
Console.WriteLine("こんにちは、C# の世界!");
C#これが、今日の主役です。
Console は「コンソール画面を扱うための道具」WriteLine は「1行、文字を表示する」
という意味です。
"こんにちは、C# の世界!" は「文字列」と呼ばれる、“文字のかたまり”です。
ダブルクォーテーション " で囲むことで、
「これは文字として扱ってね」と C# に伝えています。
自分の好きなメッセージに変えてみる
例えば、こう書き換えてもOKです。
Console.WriteLine("はじめての C# プログラム!");
Console.WriteLine("自分のメッセージを表示してみました。");
C#この場合、コンソールには 2 行表示されます。
1行目:はじめての C# プログラム!
2行目:自分のメッセージを表示してみました。
WriteLine は「書いて、改行する」命令なので、
呼ぶたびに次の行に進んでいきます。
変数を使って「名前つきの値」を扱ってみる
変数って何?
変数は、「値に名前をつけて覚えておくための箱」です。
例えば、あなたの年齢をプログラムの中で扱いたいとします。
そのときに、こう書きます。
int age = 25;
C#ここでやっていることは、
int … 整数(小数点なしの数)を入れる箱ですよ、という宣言age … その箱の名前= 25 … その箱に 25 を入れる
という意味です。
変数を使ってメッセージを作る
変数を使うと、こんなことができます。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
int age = 25;
Console.WriteLine("あなたの年齢は " + age + " 歳ですね。");
}
}
C#ここでのポイントは、"あなたの年齢は " + age + " 歳ですね。" の部分です。
"あなたの年齢は " は文字列age は数値(int)" 歳ですね。" も文字列
+ でつなぐことで、
「文字列+数値+文字列」を一つの長い文字列として扱っています。
C# は、文字列と数値を + でつなぐとき、
数値を自動的に文字列に変換してくれます。
ちょっとした「自己紹介アプリ」を作ってみる
名前と年齢を変数で持つ
1日目の仕上げとして、
「自己紹介メッセージを出すだけのアプリ」を作ってみましょう。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
string name = "太郎";
int age = 20;
Console.WriteLine("こんにちは!");
Console.WriteLine("私の名前は " + name + " です。");
Console.WriteLine("年齢は " + age + " 歳です。");
Console.WriteLine("よろしくお願いします。");
}
}
C#ここで新しく出てきたのは string です。
string name = "太郎";
これは、「文字列を入れる箱 name に ‘太郎’ を入れる」という意味です。
string は「文字列用の型」、int は「整数用の型」です。
1日目は、「数値は int、文字は string」くらいの感覚でOKです。
1日目で絶対に押さえておきたいポイント
C# プログラムの“形”を体で覚える
C# のコンソールアプリは、だいたいこんな形をしています。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// ここに処理を書く
}
}
C#この「枠」をまず覚えてしまうと、
あとは Main の中に「やりたいこと」を足していくだけです。
Console.WriteLine は「とりあえずこれだけ覚えればいい」レベルで重要
1日目は、正直これだけでも十分です。
Console.WriteLine("好きなメッセージ");
これができれば、
あいさつを出す
自己紹介を出す
計算結果を出す(これは2日目以降)
など、いろいろな「結果」を画面に出せるようになります。
もし余裕があればやってみてほしいこと
メッセージを自分の言葉に変えてみる
「こんにちは、C# の世界!」を、
自分の好きなフレーズに変えてみてください。
ゲームのタイトル風でもいいし、
「今日から C# 勉強するぞ!」でもいいです。
変数の値を変えてみる
int age = 20; を 30 に変えてみたり、string name = "太郎"; を自分の名前に変えてみたりして、
表示がどう変わるかを確かめてみてください。
1日目のまとめ
今日のゴールは、
「C# のコードを1つ書いて、自分の手で動かせた」 という経験です。
C# の世界は、
この一行から始まります。
Console.WriteLine("こんにちは、C# の世界!");
C#ここから先は、この「一行」を土台にして、
少しずつ「計算」「条件分岐」「繰り返し」「入力」などを足していきます。
1日目は、「形」と「Console.WriteLine」と「変数(int / string)」
この3つがなんとなく分かれば、もう十分すぎるスタートです。
